矢巾町健康セミナーで講師を勤めました。
矢巾町役場とのお付き合いは、岩手医大が移転する時期が決定した頃からでした。
これから開発が進むであろう町内、ビションを持ち岩手医大と協働していきたいと役場職員がお話しされていました。
その後、何度か情報交換を行い(学校給食の試食もさせて頂き)、今回、環境X健康の町づくりをテーマにしたイベントにお招きいただきました。
テーマは「良い食材で身体を治す」。医薬品が「効く」場所と、食が「治す」場所の違いを説明し、加工費でない良い食材を毎日食べる事の大切さをお話ししました。矢巾町は良い農家さんも沢山いらっしゃいます。近隣から食材を調達し、自分の年齢や体調に合わせて料理をし食べていく事は、環境面、健康面ともに未来を考えた健康法です。
後半は食材の食べ比べ。食品成分表では表現できない食材の持ち味(フィトケミカルなどの機能性成分)を体感して頂きました。
会場には若い方々も多く、矢巾町民の意識の高さを感じました。岩手医大そして周辺での統合医療は、矢巾町の自然環境と食生産を維持することにつながると考えています。