野菜ソムリエコミュニティいわて代表を務める理由

昨年度から野菜ソムリエコミュニティいわての代表を務めています。意外に思われますが、理由は

1.健康長寿と言われながら、食環境はまったく改善していない。むしろ健康食品のマーケットは大きくなる一方。2.気象異常や、生産者の激減が深刻なのに、行政も関連団体も政策を変える気配なく、具体的なアクションが見えてこない。3.若年層も労働者も、健康状態が悪くなる一方である。食育や労働衛生の推進が日本の未来を明るくするはずであるが、表面的な取り組みがほとんどで、その世代の食環境にかなり問題がある。4.課題解決には領域を超えた横の連携が必須であるが、担当者が余計な仕事をしようとしない。

食育県民推進大会でのブース出展

岩手県の食の匠の制度だが、認定の食の匠さんがお亡くなりになると伝統食の継承が難しくなる。レシピを見ただけでは再現が難しい料理を、じきじきに指導を受ける機会を設けている。

「いまあるものを工夫して美味しく料理し、周囲の方々と生きていく」どんな時代も普遍的なことである。ネット掲載のレシピも、医療における食事指導も、給食も、買えば手に入る食材という前提である。そんな時代はいつまで続くのか?伝統食には限られた食材で生き延びてきた先人の知恵が沢山ある。

寒じめほうれん草の機能性表示登録でもお手伝いしたが、生産者は年々減少。毎年「寒じめほうれん草フェスティバル」というイベントを開催して、価値をPRし生産者へ敬意を表している。

全国の野菜ソムリエとつながる、活動する、振動する。机の前に座っているだけでは無力、とにかく活動するだけです。

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