いわて山葡萄テロワール。アンチエイジング食を突き詰めると品種改良されていない食材が重要であると気づき、それは岩手県に遺されていると確信。しかし調査するにつれて品種改良山葡萄もどきが跋扈し、本来の山葡萄の価値を下げてしまっているという事実。
しかも醸造技術が確立されていない、追及されていない現状で、残念な商品が多数。自分のミッションを感じること10年。やっと思いを同じくする人たちと出会いました。
http://iwate-minceur.com/blog/?p=793
http://iwate-minceur.com/blog/?p=780
環境も種も手放してしまったらもう元にはもどりません。健康と一緒です。
第37回日本肥満学会:テーマ「ビジョナリー肥満病学、未来へ向けた治療を考える」
http://www.c-linkage.co.jp/jasso37/contents/visionary.html#bento

大会長の医科歯科大学糖尿病代謝内科小川教授の方針により野菜についてのセミナーを、という事で私が指名されました。
肥満症の食事治療で当たり前の「野菜」、それを語れば栄養学、薬学、世界の伝統医学、経済学、農学、気象、環境、文化、宗教、、ともかく広く深いのです。
しかし私が最重要と考える「美味しさ」。これを無くして食は語れません。
講演タイトル「肥満治療に役立つ美味しい野菜の基礎知識」
1、美味しい野菜とは
2、美味しさを阻害する因子
3、美味しい野菜が肥満治療に役立つ理由
4、医食農連携
2については農薬や硝酸体窒素への間違った知識、3については機能性、生薬の知識を交え、その可能性を解説しました。沢山の方々が聴講して下さいました。学会の重鎮の方からの質問も大変示唆に富むものでした。
ひき続いて懇親会

特設コーナーを設けて頂きました。講義内容から連動しています。

岩手県、熊本県、そして飯嶋農園様の美しい野菜たちを、サンケイ会館のシェフのお力でメニューの随所にあしらって頂き、懇親会に新鮮さを吹き込みました。


野菜の仕入れに関しまして沢山の方々のご協力を賜りました。ありがとうございます。

10年間、医学会で野菜を語る事が目標でした。まだまだ研鑽を積んでいく必要はありますが、ともかくめげずに継続してきた事実が自分の財産だと考えています。
この流れが医療界へ浸透していきます事、願っています。
福岡県医師会:県民のための公開講座に講師として登壇させていただきました。
①土橋卓也先生の「健康長寿は減塩から」
(日本高血圧学会の減塩委員会の委員長)
②私から「美味しい野菜でスマートエイジング」
③樋口則子先生「あなたにもできるバランス食」…
東北地域では減塩!!減塩!!と上から目線。どちらかの県ではハチマキをした割烹着おばさんが、怒鳴り散らしているイラスト。ちょと違うかも・・。

これまで沢山の食の講演をしてきましたが、医師会などから野菜摂取量の増加、野菜を食べることの医学的意義などで講演を依頼されたことは10年中3回しかなかったなぁ。


しかし福岡県医師会は先進的。減塩明太子や減塩ラーメンなど社会への減塩推進は食産業を巻き込み、マスコミのキャッチの仕方も非常に上手いのでした。予防医学はプロモーション。戦略が必要です。

福岡医師会の先生方はとても暖かく迎えてくださいました。感謝です