お野菜処方いたします。

気のどくな環境

その人は医薬品関係の方である。だから医学に詳しくて当然なのですが・・・。

まだ40歳台というのに降圧剤を服用され、脂質代謝異常も糖代謝異常も合併していて、自社製品を服用していました。

何か気になることは・・・その言葉のあとにその方は、放射線被爆はどうなんですか?と切り出された。

住んでいる場所にもよると思いますが・・。

日本全国危ない、といきなり。

少なくてもここは大丈夫です。それよりご自身の治療を・・・。

そしてその方は爆発したように話した。今、私は放射線被爆の話をしているのであって、私の体の状態の話とは関係ないでしょう!

その切れ方が尋常では無く・・・診察室でもないから深入りしないように返事を選ばなければならない。

被爆の量が解らないので、私が○○さんにとって少しでも不安を解消するために、今、私が把握している○○さんの検査データーをもとにアドバイスしようとしただけです。

そうしたら・・・。

東北は全部だめ、日本中放射能汚染だらけ・・・わたしはこれからそういった場所に行かなくてはならないのです。

どうも担当場所が変わるらしい。自身の健康管理が出来ていない医薬品関連の業種の方ではあるが、放射線の知識だって得ようとすればいくらでも得られる仕事だ。

きっと担当地区へ出向くときは、かなり大変だろう。ちょっと、いや、かなり心配だ。そのストレスによって生活習慣病が悪化し、血管トラブルが無い事をいのるばかりである。

放射線線量測定器をお買いになっては?ともアドバイスできないのでした。

東日本大震災義援チャリティーイベント

 

東日本大震災義援チャリティーイベント

 日本の元気は食卓から

に参加させていただいた。

タイトル

 

 

 

 

 

 

 

当初、食と健康を語る立場での参加依頼であった。が、何故だか被災地に近い場所に住んでいる、という理由で、震災の現状を語る事になってしまった。会の趣旨を貫かせるためには致し方ない配役変更。

 

テーマは「あなたは、これから、どう生きますか?」

日本は地震、火山、台風、雪・・・自然災害とともに生きてきた。四季の移ろいと自分の命を重ねて、時としてはかなく、そして時に残酷な命の終わりを受け入れてきた。それが世界観・人生観であった。

 

無常・・・村上春樹氏のスピーチが記憶に新しい。

岩

 

 

 

 

 

 

 

このトークショーの開催地、東京も、いつしか、もしかして今、地震が起こるかもしれない。

 

私たちは覚悟を決めていなければならなかった。これからも覚悟が必要だ。

 

今日、変えられないことは明日も変えられない。しかし問題点列記、実施すべき具体的項目は保留・・・。そのような重要事項のいかに多いことか。

会2

 

 

 

 

 

 

 

会の主催者の大竹先生は、その覚悟を持っていたのではないか・・。被災地から離れた場所で、ごちそうを食べてお酒を飲んで・・・批判もあった様子だ。

 

それでも彼女は実行した。ただ黙っているだけでも仕方がない、まず何かの第一回・・・そう挨拶された。

 

トークショーの講演者は自身のポジションで、これまでの視点から揺らぐ事なしにその延長線上で語っていらした。

ワイングラス

 

 

 

 

 

 

 

私が最近久しく遠ざかっていた事、「人への感動」が昨日あった。恐れおおくてデジカメを向けることが出来なかったが、醸造家の戸川英夫先生である。広島で被爆され、お姉さまをなくされたという。被ばくの身体影響にブドウポリフェノールが良い、と当時勉強されて、それでこの道に進まれたそうだ。だからなのか・・・口にするワイン全てに愛情を感じるのは・・。

 

最後の最後に会場の若い女性からお声かけいただいた。講演に沢山の強いメッセージを感じました。本当はもっとお話しされたい事があるのでは・・・と涙ぐまれた。

 

今日は主役では無いし、配役に徹しなければならない理由を感じたから。

 

それはそうと本日のメニュー、詳細へのこだわりが素晴らしい。

 

「前菜」

前菜

 

 

 

 

 

 

 

青森:長芋焼目含め煮、青森産帆立のムースキャベツ巻、もずくソース掛け

 

ぶた

 

 

 

 

 

 

 

岩手:岩中豚赤ワイン煮、三陸産鮑バター焼

いなにわ

 

 

 

 

 

 

じゅんさい

 

 

 

 

 

 

 

秋田:じゅん菜三倍酢掛け、稲庭素鮗オパスタ風、バジルトマトソースレモン風味

 

つる芋

 

 

 

 

 

 

 

宮城:つる芋胡麻和え、気仙沼さん鱶鰭オイスター煮

 

ちゃまめ

 

 

 

 

 

 

なす

 

 

 

 

 

 

 

山形:だた茶豆葛水仙海老巻、サファイヤ茄子田楽

ホワイトアスパラ

 

福島:会津産花豆含煮、ホワイトアスパラ塩茹

 

お刺身 宮城、岩手近河の鰹、青森海峡サーモン

 

牛肉

 

 

 

 

 

 

 

強酒 岩手産短角牛蒸し焼き、焼き野菜

お食事 鮭の炊き込み、雲丹の炊き込みの俵握り御飯

漬物

 

 

 

 

 

 

 

香の物 いぶり人参、林檎茄子漬け、相馬胡瓜漬け

留椀 信州味噌仕立て 滑子、若布

 

甘

 

 

 

 

 

 

 

 

甘味 桃蜜煮 福島県さくらんぼ、マスカット、カスタードソース、シャンパンゼリー掛けミント

 

味わうごとに自分の歩いた東北の各地がぽつり、ぽつり・・・思い出される。もういちど歩いてみよう。

老舗

出張先には新幹線で向かうが、帰りは外来の込み具合によっては少々遅くなり、在来線を利用するときもある。

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駅前のソバ屋、というか食堂。店内は清潔だ。お寿司もおある。

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メニューにはカロリーと塩分が記載されている。驚きだ。誰か詳しい人が居るのかな?発車まであと10分だったので聞けずじまい。

 

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かけそば、手打ちのようですよ。こしがしっかりした麺です。スープは自家製。煮干味がしました。

残したいお店の一つ。地域全体が昭和50年代のムード。変わる必要の無いものもあるな・・・と、ガッタン・ゴットンの列車のリズム音で、うたたねしながら1時間。

疲れが取れるのです。お気に入りのかえり道。道草したいなぁ、駅前のあかちょうちん。子持ちはツライ・・。