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今年度の活動

今年度の事業はこれまでの活動をさらに深く掘り下げていきます。

 

1.「岩手の食材で毎日キュジーヌマンスール」がH30年度も農水省補助事業を受託いたしました。

 

「寒じめほうれん草の機能性表示にかかわる取組み:今年度は岩手県八幡平市」

「青果物の機能性にかかわる知識の普及、八幡平市の健康増進に関わる活動」

 

などの課題が提示されています。

 

これに関わり52日、食育大学大阪校にて「野菜・果物の機能性でアンチエイジング」と題しまして講義いたしました。

 

機能性、アンチエイジング、それぞれを説明することも多くの時間を要しますが、今回は野菜果物の機能性、機能性表示を知ることで、ひとつの成分のサプリメントや食品をとる事より青果物丸ごと頂くことのメリットを主にお伝えました。食育大学のテーマが「本物、良い食材」ですから、機能性からの本物・品質の説明もオーバーラップするわけです。若い方々がこうして熱心に受講してくださるのですから心づよいですね。

 

2.スマートエイジング倶楽部

今年度で3年目。昨年度は日本ノルディックウォーク学会にて成果を発表。今年度で完結し、IGRの観光事業部門に内容を移管して、さらに倶楽部を発展させていただける様、今年度は意識して取り組みます。次回は624()西和賀町開催です。

 

3.医療への野菜の応用

 1)ふるさと21ドクターに協力しています。

 https://www.healthy-pass.co.jp/f21d/doctor/67/

 2)研究会で「診療に役立つ野菜・果物の機能性」と題しまして講演1を担当します.

デイリー東北「からだに効く歩く旅」連載中です。

こちら未病科です、に続き「歩いて近場を旅する」健康法を推奨しています。

公共交通機関と自身の足で移動することで見えてくる光景は思った以上に新鮮です。

 

機能性食材摂取バランスガイドを作成した理由

食の機能性が注目され、消費者庁から機能性食品としての表示が許可になると「売れる」という事実から、いま機能性食品は百花繚乱の状態である。

 

「機能性成分」が一定以上含有していて、届け出が受理されば、タブレットであろうが、飲料であろうが、ヨーグルトであろうが、〇〇の健康に役立つ、のような表示が可能になる。

 

農水省の補助事業の一環として「寒じめほうれん草」のルテイン含量が眼の健康維持に役立つという旨の機能性表示にかかわる取組みを行ってきた。

 

青果物であるほうれん草は、なにもルテインだけが豊富なわけではない。むしろそのほかの栄養・機能性にも優れたスーパー野菜なのである。

 

食と健康を成功させるためには、多品目が必要である。同じ食材でも成分含量はばらつきがあるので、良い食材(高品質)のものを選択することも大事だ。

 

そういった内容を解説した。最後の締めくくりは「サプリメントとして摂取するより食材として摂取することのメリットを理解して欲しい」。

 

高品質の野菜である寒じめほうれん草は、寒さという環境で農家さんが高い技術で栽培している。ルテイン濃度も高く維持することが今回改めて立証された。