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食・交流・健康と地域創生~シニア世代の暮らしが日本の未来を変える~

早稲田大学 JA共済寄附講座 第7回東北復興のまちづくり-農からの地域創生- ユニバーシティ・スタディーズ科目(全学共通科目) テーマ「食・交流・健康と地域創生~シニアの暮らしが日本の未来を変える~」

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ゲストスピーカーとして1時間お話させていただきました。

ご縁というものは不思議です。

たしかに実家の近くに早稲田大学の合宿所があり、小学校のときは学生さんに遊んでもらったり、いろいろな行事で交流会があり、とても身近だったのは確かです。

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しかし医食農連携活動で東京を訪れた際、大学の教授と名刺交換をしたのがそもそものきっかけでした。ほんの数分の立ち話でしたが、現在活動している内容について学生さんたちにお話を、と。

はじめて行く早稲田大学におのぼりさん気分!

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学生さんたちは優秀。おっきなおばさんがガッツンガッツン本音を話すものだから皆さん圧倒されているかと思いきや、聴く態度や質問内容から彼らなりの考えや思いが伝わってきました。

生産して生きて社会を形作って行く事、ビジネスを行うにも使命感を持つようにと。

田野畑の未来は被災地の未来にも繋がります。いえ地方人口激減していく中でむしろバイブル的な存在にしていけたら、と思います。

30年前、参加した真夏の交流会。商学部の学生さんが叱ってくれた「もっと地元を大事にしろ!!」忘れていませんでしたよ。その方は今どうしているのかなぁ。

 

美食の医食農連携 Vol.1

今年度の医食農連携事業最初のイベントをホテルメトロポリタンニューウイングで開催いたしました。

 

有機農業、施設栽培、慣行栽培。解っているようでいない。同じ種でも栽培法によって味わいも大きく異なります。有機農法がもてはやされていますが、実際のところはどうなのか?つくば農研機構の中野先生に講演していただきました。

中野先生

 

どういう未来を選択するかでそれぞれの農法の長所、短所の見え方が異なる。先生の著書:有機農業インテグレ―テッドを一度読んでいただきたいです。

安藤さん

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参加してくださった施設栽培マイクロリーフの耕野、安藤さん。いろどり野菜としてレストランにおさめています。安全で清潔、定常出荷が出来ます。メニューにひときわ美しい野菜。

田村さん

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自然栽培の田村さん。盛岡市近郊で自家採取し在来作物を生産しています。肥料を与えないと土地がふんわりしてボリュームが出てくるそうです。盛岡山東菜の花と安藤さん。本日のメニューには南部芭蕉菜の蕾があしらわれていました。

大村さん

軽米町えごま農家さんの大村さん。認知症予防にエゴマ油と放送されてからうれしい悲鳴の売れ行きだそうです。

狩野シェフ

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モンフレーブの狩野シェフ。素材を熟知し高い料理技術で素晴らしいお料理を披露してくださいました。いつも有難うございます。

野菜盛り合わせ

野菜の違いを知るには見て触って食べてみなければならない。本日朝、田野畑村の池のほとりから採取してきたクレソン、そしてとうすけボウフウ(根は生薬)の葉、みょうがの芽、三階ネギ(櫓ネギ)どれも強烈なインパクト。安藤さんの施設栽培野菜と食べくらべ。

試食

クレソンは施設栽培と野生化したものとでは全く異なる味わいです。

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野菜サラダ

こちらのコースはウエルネスメニューとしてサービスされていますので、いつでも召し上がれます。

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岩手の農家さんの層の厚さ、農業技術向上を支える科学者、それを食べて健康で幸せな生活を医療でささえること。

宮田

首都圏への人口集中はすすむでしょうが、食の生産場所、そして命をととのえる場所としての地方。医食農連携で地域交流をすすめていきたいと思います。

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途中、伊藤シェフもご挨拶にいらして下さいました。

 

参加してくださいました皆さま、農繁期にも関わらずおこし下さいました農家さん、そしてつくば農研機構の中野先生、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

デザート

最後にデザートです。

 

次回は9月13日(日曜日)岩手の赤の食材パワー、調理用トマト、山葡萄ジュースが登場します。

益荒男ほうれん草

品種名ではなくブランド名です。農業研究者は当たり前ですが農作物を作るのが上手。

ただし環境に左右されない圃場にかぎります。

 

農業というのは「生業」ですから、生産して販売する(流通にのせる)という、「野菜づくりが上手」なだけでは成り立たない勝負師であり職人の側面があるのです。

 

JAの言いなりになると無駄な労力を使い利用されることも多々。気づいたら借入金で塞ぎがちな人生、ということも・・。

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しかしこのヒトは違うなぁ。ジャパン・アグロノミスツ株式会社、藤原隆広さん。国家公務員、研究者としても沢山の業績をのこし、今、農業人。いや農業経営者か。

http://www.jagrons.com/index.html

野菜の特性と知り尽くしていて、同じ種でもこのヒトが生産するのが益荒男ほうれん草。根に着眼した栽培。人間でいえば腸管機能。根も腸管も都合の良い成分だけを吸い上げるわけではない。そこに高い研究があるのだろうなぁ。

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さて、送っていただきました。すごい、動き出しそうです。「益荒男」のようなほうれん草です。

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茹でてもかさが減りません。緻密なほうれん草なのです。甘さとほろ苦さ(渋苦くありません)がしっかりあって食べ応え充分なほうれん草です。(味は寒じめほうれん草にはかなわないけど・・・。)