大きなその蕗は秋田の特産品として知名度は高いようです。
民謡・秋田音頭で
♪ 秋田の国では 雨が降っても唐傘などいらぬ
手ごろの蕗の葉サラリとさしかけ さっさと出て行がえ ♪
と唄われる歌詞のままの 巨大な蕗。葉の直径は 1.5mぐらい,茎の長さは 1.5~2m もあるそうです。
現在は 秋田県の秋田市の仁井田地区,鹿角市などで栽培されるにとどまります。鉢植えにして飾ってもよさそうですが、県民はあまり興味を持っていないような雰囲気です。
生産者を尋ねました。以前は4-5軒の農家さんで蕗の生産をしていたそうですが、秋田市近郊では、現在この方だけだそう。
この時期、秋田蕗と観光レディ(あきたおばこ)写真撮影会があるそうです。
私で我慢してくだされ・・・。お決まりのポーズで。
蕗の葉をパウダーにして商品化しています。豆富、シフォンケーキ、うどん、お茶、もろこし・・・。
立役者は佐藤郁子さん、笑顔が素敵。
栄養士の資格もあり、県立大学の協力で栄養価や活性酸素除去能などもデーターとして保有しています。地域おこしにはこういった女性が必要です。
ともかく秋田のシンボルとして継承してほしいですね。
お弁当のおかずに秋田蕗の昆布巻きを作りました。
秋田にはオリジナルが沢山あり、観光でも北東北No.1でしょう。
立派な「ところ」が手に入りました。
お店の人に「これ下さい」と言ったら、「えエ、いいのぉ?」と不思議そうな表情。
「これって、苦いのですよね」お店の方、安心したかのように、「知ってるのー、若いのにねぇ(注;社交辞令)、このへんじゃ高齢者しか食べないよ」と、結構、嬉しそうでした。
最後に「腰から下に効くらしいよ」と、ニンマリされていましたが・・・。あまり苦くありませんでした。
山菜に「あまどころ」
そして「にがどころ」が、この「ところ」だそうです。
実に興味深い
里の会 Vol.20
岩手の農水産物を取り扱うS-FARM さん主催、第20回里の会に参加しました。
2代目農家の食卓・・・若手農家さん3名が自作の野菜を紹介しながら皆さんと食を楽しみながらの、とっても雰囲気が良い会でした。
良い野菜と出会うには、こういった会にこまめに出ていないと難しいのです。
3人中2名がお父様お母様を存じ上げている若手農家さんでした。あーーなんて良い感動的な日なのでしょう。
いきいき農園の三浦さん。ご両親にはお世話になったし農場見学もさせていただきました。にんじん、牛蒡、ヤマイモなど根菜類、そしてキャベツの大農家さんです。黒ニンニクが最近、評判です。
銀河農園の橋本さん。今回3回目の再会です。限界に近い水きりトマト栽培で、信じられない味わいのトマトを生産されています。トマトジュースはなかなか手に入りません。
そして水分(みずわけ)農場の方、2代目ではありませんが農業が楽しくて仕方ない、とい頼もしい方です。小松菜、水菜などの施設栽培をされています。
それをシェフがメニューに・・・農家さんの思いが味に反映される。この状況はメニュー背景をものすごくあげてくれます。躍動感、生命感あふれる食です。
グリーングリーンサラダ、キウイフルーツドレッシング
前菜;自家製ベーコン&京野菜のグリル/雪の下ごぼう&ニンジンのピクルスと海老のリコッタチーズ和え
赤茎ほうれんそうと豆乳の冷製スープ
黒ニンニクのピッツァシチリア風:黒いのがニンニク。
京賀茂ナスの肉詰めグリル・カポナータ添え
カブのスライス・オリーブオイル添え:これは小平さんのところもカブ。皮がとても柔らかいの・・・。
葉ワサビと銀河農園トマトの冷製パスタ:ともかく銀河農園のトマトが美味しいので・・・
デザート:ワサビのミルククレープ
シェフ・・・食de美人でもお世話になっていますが、彼、なかなか才能あると思いますよ。
3人の農家さんと、渡邊理沙さんと記念写真。S-FARMの理沙さんの「正しい仕事」と「信念」に敬意を。
皆で前に進もう!