投稿者: 宮田 恵

ミュージカル平泉:世界遺産登録への確実なアプローチ

ticket

 

 

 

 

 

1年少しくらい前に仙台SCSミュージカル研究所の廣瀬純氏とお会いしたことがある。そのときミュージカル平泉のお話を伺った。ちょうど東京公演を終えて、今度は岩手でも開催したいと話されていた。ミュージカルのレベルは高い。

そのときはあまり岩手の観光とか地域のこととか今ほど意識は無かったが、廣瀬氏にお会いしてから平泉が世界遺産に登録されるためには、地域の人々の暮らしが見えてこそ、あの金ぴかの(表現がよくないことをあらかじめお詫びします)建物が優雅さを携えるのかもしれない・・・と思った。

先日の健康フェスタで、平泉ミュージカル盛岡公演の担当の方とお会いできた。

岩手の人々が生き生きとして生活している・・・日常生活という文化を織り成すことで、世界遺産登録への階段は上がると信じている。世界遺産であるペルー・クスコの石畳にはペルー人の普遍的な暮らしがあった。

文化は人が創るもの。招待された方の文化ではなく県民自ら表現していく・・・。

平泉ミュージカルの盛岡公演が決定!ということで、さっそくチケットを購入した。演ずる人、鑑賞する人、運営する人・・・全ての人々が身体のありったけの感性でミュージカルを体験してみよう。

きっと違った岩手が生まれてくる。未来は創るもの。

ミュージカル平泉公演実行委員会 TEL/FAX 0191(23)7283

チケット:岩手県民会館、カワトク、岩手日報社、IBC岩手放送事業部、ローソンチケット、チケットぴあ

高校生食育

high school

 

 

 

 

 

ここ最近は研究テーマの高校生食育の講義で県内高校を訪問しはじめている。地域も良く見えてくる。

これまでの食育でであった高校たちと違うのは、ちょっと強くなった!という印象だ。ちょっと・・なのだがこのちょっとが大きい。

日本の状況から、自分たちが強く生きていかなければならないということを高校生は理解しているのだと思った。

体力的にも大変なのだが、なんとか走りきろうと思う。

雑穀問題:それは自身の専門を変更した大きな理由

10月10日、シニア野菜ソムリエの小原薫さんが主催する健康フェスタに参加させていただいた。音楽、食、心の癒し・・・これはまさに「岩手のいやし」行政の掲げる未来構想へとメッセージは繋がる・・。

6月に二戸市での移動県庁、県知事・部長さん方へ「食からはじまるいわての癒し」と題して講演させていただいたことがある。その他も同じ内容で講演を繰り返している。

しかし一度も「雑穀は健康に良い」とは語っていな。語らなかったばかりに岩手の雑穀の健康食材としての表現がぶれている事も気になっていたし、責任も感じている。

なぜ語らなかったか・・・・それは日本人に相応しい健康食の定義が医学的にあいまいだからだ。炭水化物をどうするか・・・それは体内の代謝だけではない、もっと広い意味で日本の食糧をどうするか?に繋がる。糖代謝内科専門医の間でも炭水化物はとるべき、取らないほうが良い・・・・議論が尽きない。

日本の食糧自給率は40%だ。飼料作物はほとんど輸入、国産肉とはいっても日本のものでは無い。大豆は97%くらいが輸入されている。ソバだって75%は輸入だ。

とても生活習慣病予防のために炭水化物は控えたほうに・・・主食は半分残すように・・・などとは言えない。

そんな尽きない悩み・・・やはり所属講座(診療科)を変更するしかない。変更したことで知識を得て(まだまだ奥が深いのですが)、雑穀の健康的な価値を語れるようになった。だが10人いれば10人の健康食、聞き手によっては誤解が生じる懸念はいつもある。食と健康を語ることは難しい。多くの専門家が口が重くなるのは本当に理解できる。

前置きが長くなったが・・・・

料理研究家の梅津先生とご一緒できるなら、雑穀の問題を語れる!またとない幸運に恵まれた。実際のお料理で表現すると数値あわせの栄養学より人々の心に染み渡る。フェスタでは雑穀料理教室のあと雑穀トークがあった。医学的に雑穀を解説する。そこに梅津先生の歩んできた岩手の雑穀食文化をかみ合せる。そこに小原さんの面白トークと心療内科の鈴木先生、音楽家の中島先生の別アングルからのつっこみが入る。

あ~雑穀って健康にいいんだぁ。食は総合的に語ってこそ健康を説明できる。毎日継続することが不可欠。料理できることは健康法の一つなのだ。

Mrs.umetsu

 

 

 

 

食によるアンチエイジングに説得力があります。梅津先生。

menu

お料理教室の一品。雑穀ハンバーグ。たかきびと刻んだキャベツ・たまねぎがとってもヘルシー。

そして「癒し」。音楽の癒し・・・

artists

IMG_7231

 

 

 

 

心療内科鈴木先生のエレクトーンとフルート・オカリナ奏者の中島先生。

千と千尋の神隠しのハーブとヴォーカルを、エレクトーンとオカリナで表現して下さいました。

涙がでた・・・。

ひとはひとで癒されます・・・。そう県知事に申し上げた記憶がある。

岩手で癒せる・・・・やっとここまでこれた。長い道のりだったし、これが未来へと続く。

続きがあって・・・・夕べ主人が「こんなのあったけど、知っているか?」

岩手のいやしの教科書という冊子だった。もちろん知っていて・・・知事への講演でも「いわての癒しの表現ではないような・・・・」とやんわりとお伝えしていた。否定では無く・・・・自分の考える癒しが上記のごとく・・・だからだ。

実はここで別の出会いがあった。平泉ミュージカル・・・・続く。