
新老人の会は、日野原先生会長、「75歳を過ぎても元気で自立しこれまでの人生で培った知識や経験を社会に還元できる健康老人。ここ方々を新老人と呼び生きがいある人生を送ることを勧めたい」という主旨に従い
・何時も愛し愛される人間であること ・創意を持ち続けること。何か新しい事を考え実行すること ・耐えること。耐えることにより他人の痛みも共感できる 三つの理念を掲げて活動を展開しているそうだ。
これはすでにアンチエイジング医学と共通項目が多々ある。話の展開はたぶん到達していたと思うし、講義後の質疑応答(なんと40分)のレベルの高さはこれまでにない事だった。
力強い。最近感じていることだが日本はまだまだいけるのではないかと思う。ものを大量消費する時代も過ぎ、精神的に高いレベルでの価値観が広まってきたと感じる。日本は磨ける、今日また収穫があった。
会場の方々はいわゆる老人ではなかった。むしろ生きるエネルギーは若い人たちよりみなぎっていたし、ご婦人たちがとてもおしゃれだったのは、見習わなければならないと痛感した。
今日は良い勉強をさせて頂いた。人生の先輩に学ぶべきことは何歳になっても多い。

念願かなって桜島大根の生産者にお会いできました。
今年は種まきの時期に雨が少なく、全般に小さいとの事。それでもずっしり重たく実際ま近かで見ると確かに「大根」です。
生産場所も桜島という、ちょっと神聖な場所。生産者もとっても素敵なご家族でした。
また日本の宝物を見つけた感じです。
デジタルダイム「野菜王」のサイトでブログを書き始めた。そこで与えられた肩書きはベジタブル・フォーキャスター。
予防医学を楽しく世に応用・展開するために野菜ソムリエの資格を取得した。自身をどう名乗るか、悩みに悩んだ。なにしろかつては野菜ソムリエも周知されていない頃、東北で始めてのシニア・マイスターは医師、ということでマスコミにも大きく取り上げられた。活動実績はあった。しかし新しい領域であるがため、その評価は面白いほど幅があった。医師に求められるもの、野菜ソムリエに求められるもの、それぞれを忠実に模索した。とにかく世の中のお役に立つこと、医師・野菜ソムリエにお願いしてよかった、と言われるために、報酬抜きで可能な限りどんな場所にも出かけた。それが自己研鑽に繋がった。
それと平行して抗加齢医学(アンチエイジング医学)の勉強を続けた。これまでの臓器別診療、検査結果重視の医学から、健康長寿をめざし、食事、運動、生きがいづくりをテーマにした医学は、私が医師・野菜ソムリエとして追及している事と重なる。「岩手の食で美と健康」の講演テーマを掲げたところ、岩手県内での講演依頼が多くなった。最初はデイ・サービス健康講話とか宴会の前座だったものが、看護師会、栄養士会ときて年末には岩手県医師会からの講演依頼へと結びついた。マイスターを取得して活動を始めた当初は「野菜に詳しい変わったお医者さん」という反応だったが、「医師・野菜ソムリエが語る、食によるアンチエイジング医学」と、ひとまず目標へ到達した。
表に出るほどに評価も厳しくなる。しかし行く先々で出会う方々との暖かい会話の中に、これまでとは異なった日本の底ぢからを感じる。日本はこれから輝くかもしれない、妄想ではないような・・・・そんな希望が自分を強くしてくれている。
野菜王はスポンサーはじめ各領域の方々のご尽力で運営されている。責任を感じ緊張している自分にスタッフの一人がこうお話ししてくれた。「これまで通り常にニュートラル・ポジションで」。解ったような、解らないような。とにかく始まった。