投稿者: 宮田 恵

いわて山葡萄テロワール:北三陸DMO

伝来してきた山葡萄。

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それは岩手県の古い地層に適応してうまく繁殖。食材としての位置づけも古く、森林で生育しているものを食していたと縄文遺跡は語っています。

岩手県の奇特農家さんは自身の畑で栽培し、良品を選抜して栽培継承してきました。

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味、コク、成分とも申し分のない、世界でもオンリーワンの食材です。

震災後、食のブランド日本で基調講演させていただきました。

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日本文化を再創造し、高齢化社会観光立国を目指すべき。(伝統野菜は特に重要→この後は行政に反映されたのか、ブランド日本の品種改良自慢の方向性も変化)。

その中心は「地域みがき、人みがき、食みがき」きちんと提示しました。

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またここにきてDMO(Destination,Marketing,Organization)などの動きも出てきて、北三陸の可能性が高まってきました。

潮風トレイルの整備、ジオ・パークなど。

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環境とそこにしかない食。これは売りになります。ここで山葡萄の価値が出てきます。交配種ではない「山採り選抜種」

田野畑村の山葡萄で地域と食のメッセージを9月3日のイベントを皮切りに発信します。

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三陸縦貫道にて一部移転を余儀なくされた山葡萄園ですが、遺って良かった!!

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そして成熟した食文化の創造。ロレオール田野畑のお料理。

2011年震災後に講演した内容、具体的に日本各地で現実化されてきた様で、自分自身、今のところ安堵です。

三陸復興支援事業「いわて山葡萄テロワール」

今年度の岩手の食で毎日キュイジーヌマンスール活動は、唯一無二「いわての山葡萄」の価値創造を通じ、滞在型健康増進のプランを考えていきます。

http://iwate-minceur.com/

これまでのメンバーにソムリエの方、野田村に新規オープンするワイナリーも加わりました。

面白い仕事をしていきますね。

 

スマートエイジング倶楽部 in 岩泉

スマートエイジング倶楽部 in 岩泉、和やかに開催させて頂きました。岩泉町のキャッチコピーは「森と水のシンフォニー」。公共事業は最小限にとどめ、環境を前面に出したまちづくりが定評あります。スローフードいわての本部もあります。

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岩泉町役場の全面支援のもと龍ちゃんドームで開催。アンチエイジング講義は皆さん熱心に聴講してくださいました。質問も多数。意識の高い方々ばかりでしたが、アンチエイジング世代の地域のリーダーが積極的に健康増進に関わってくださることは地域の健康増進に非常に効果的です。

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すでにノルディックウォークは浸透している地域でしたが、流派が違いましたので、介護予防とボディメイキングの歩行法を指導させて頂きました。

食事と運動の組み合わせは最強の健康法です。食事は数値で表現されるものではなく、身土不二に表現される地域の食材を丁寧に料理した食事を推奨しています。

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そういうことで、スローフードいわてと宮古地方振興局の協力をうけ、昼食は、なんと!食の匠の方3名の夢の共演!

ホヤ飯、雲丹の山吹煮、岩茸の佃煮、地瓜と赤紫蘇の酢の物、地野菜の糀漬け、粟団子と出し巻き卵と三つ葉のお吸いもの、岩泉ヨーグルト・ドングリの寒天寄せ、です。

食の匠の方の言葉[水が良いから食材も良いものばかり]。納得です。これまで何度も発信してきました。「食の匠の方は岩手県の財産、日本の財産です」

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環境こそ健康の源。そして環境が経済を生みだすことを知っていただければ環境は財産であること、つまり大事に(保全)していこうという気風が出てくるはずです。

スマートエイジング倶楽部のテーマの本質でもあります。ご協力いただきました岩泉町役場保健課、スローフードいわて、宮古地方振興局の方々に心よりお礼申し上げます。次回は11月2日(水曜日)を予定しています。