8月22日東京わなびばでメディカルランチ講義とランチのイベントを開催しました。
アンチエイジング医学の基礎知識
自分の人生は自分で経営する。方法があって手段があって、それをドライブする力(経済力)を意識することが大事です。
そのあと岩手の食材をふんだんに使用してアンチエイジング食を表現しました。
海藻、短角牛、野菜、調理用トマト「ニタキコマ」、はちみつ、芋粉など
シェフの完成で旨み溢れ塩辛くない、エレガントなメニューの数々でした。
参加者の方々も「美味しい」と絶賛。
美味しさは栄養密度や機能性に直結します。
今回はノルディックウォーク東京支部の方々からイントロダクション。
食事と運動はアンチエイジングの柱です。
10月3、4日、岩手県田野畑村でメディカルツーリズム開催します。自然の中にいるだけで健康に。遊歩道も美しく、夕食はロレオールのフルコースです。
もうだいぶ前ですが、登録商標を取りました。
当時はまだ周囲は??でしたが、県知事さんだけは感触が良かったと思います。震災前は岩手県でも「癒し」をテーマにしようとしていました。
しかし「癒し」があいまいすぎてほかの地域、たとえば熊野古道などと同じイメージでしか広告代理店は表現しておりませんでした。癒しは主観的な判断。
判断を教示したり評価したりすることは新しいと考えていました。食、運動、睡眠、それらは環境で変わってきます。どのような食、運動、睡眠で自身が変わるのか?癒されるのか?
抗加齢医学、シニア野菜ソムリエ、ノルデディックW, 時間内科学・・・。語れることは色々あるのです。
旅で疲労したら加齢促進旅、元気になって生きる意欲がわいた旅ならばアンチエイジング旅です。
メディカルツーリズムも企画しています。
生活習慣病予防や治療、アンチエイジング、がん予防、認知症予防・・・運動療法が効果的。どのような薬物治療より、死亡率を優位に低下させる、ということでも研究成果が出されています。
しかし医学会では運動療法への関心は薄く、診療報酬もあいまい、診察室で「運動をしましょう」と患者さんに告げるのみ。
整形外科診療(運動器疾患)においても痛みや検査数値に対しての保険診療はなされていても「動かす、動いてもらう、できれば働いてもらう」ことまでは意識は払われていない。
ロコモティブシンドローム、最近では内科的な見地からフレイル症候群といった概念まで出されている。
動くことが予防であり治療であるのです。
杖を必要とするまえに2本のポールをうまく使用し、首から下の筋肉9割使用して、関節の負担をうまく分散して運動する、筋肉量を増やす、社会活動を増やす、ということまで想定しています。
対照的な2名の患者さんがいらっしゃいました。いずれも股関節の人工関節置換術をされたかた。ひとりは術後リハビリを3か月間しっかりおこない、その私のNW指導をうけ、リハビリの時のコツを同じコンセプトがあると実感し毎日意識してNWを実践している方。本当にお元気で歩き方も軽快です。
もうお一方。手術後からほとんど動かない生活で、肥満→2型糖尿病→インスリン治療。生活保護を受け、介護保険ではベッド使用の給付が受けられないから別の書類にサインしてほしいと・・・。
医療職も介護職ももっと勉強が必要です。あまりに横流しの仕事が多すぎです。
目的はまずは自分が目立つこと。食事と運動(NW)を楽しく毎日実践することがちょっとしたブームになるよう、いろいろなところでポールを出しています。
さて、たまに自己流NWの方を見かけます。
ストックの選び方も使用方法も良くないし、むしろ自分の身体のバランスの悪さを増悪させている方もいます。
きちんと指導をうければ骨格・姿勢のバランスもよくなり足底圧も安定し、筋肉の付き方もバランスが良くなります。そして自分に自信が持てるようになります。
何歳になっても自分の好きな場所に自由に移動できる幸せ。みなさんと作りあげて行きたいです。
道端の草花にふと目をとめて・・・認知症予防、抑うつ予防にも大事な自然とのふれあいです。最後にぼやき・・・中学生の時バレーボールの強化選手で勉強そっちのけで練習していました。受験勉強だけしてきた方々との根本的な違いを見せつけたい意地みたいなものもあるのですけどね・・。能力は机上だけにあらず。