移動中に、あるいはデパート内の特設会場で産直をのぞくと、いろいろ手に入ります。

玄米・雑穀・緑豆のごはん、白いごはんだけが美味しいわけでもありません。雑穀の粘りや豆のうま味が玄米のマイナス部分をよく補います。これは全て岩泉町の道の駅。

納豆は遠野市の黒豆納豆です。ワサビがついているのが遠野市らしい。

宮古産真ますの塩焼き、岩泉産ほうれん草おひたし

安比産舞茸と盛岡市産水菜の味噌汁

味噌は仙台ジョウセン遠藤勝之氏作、今いちばんのお気に入りです。

乾燥栗のグラッセ、イチゴ、むかご(蒸)は赤ワインに合います。
美味しい、を求めれば自給率100%。駅地下の輸入食材ショップで「美味しい」は見つけられない、ついでに「健康」へもたどり着かない、そう思っています。
特に演歌は好きでもないけれど、30歳半ばにふと耳に入ってきたこの曲は、心の血まめにしみとおって来た、思い出の曲である。
北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうちに(注)
老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月(としつき)を
拾い集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です
君は二杯目だよね コーヒーカップに
角砂糖 ひとつだったね
捨てて来てしまった わずらわしさだけを
くるくるかきまわして 通りすぎた夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です
日々の暮しは いやでもやってくるけど
静かに 笑ってしまおう
いじけることだけが 生きることだと
飼い馴らしすぎたので 身構えながら話すなんて
ああ おくびょうなんだよね
襟裳の春は 何もない春です
寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ
どうしようもないこと、理不尽な事、言葉に出しちゃいけない事、人々はいろいろな事情を抱えながら、それを吐露せずに生きているのだ。この曲は教えてくれた。
最近は呑む場所もオヤジ系がいい。

つまみもご飯のおかずで呑むらしい。

肉豆腐(ここは昔、牛丼屋さんだった)。

モツ煮

なななんと、目玉焼き

そしてニラ玉もある。あははっ。
違和感なくとけこむ、自分も落ち着いてきた。
さて、来年度、やるべきことが廻ってきた。正念場のようだ。
いろいろな思いはありましたが、こうして生きている・生かされている自分を実感し、すべてに感謝した、いち日でした。
私のまわりの方々は、じっとこらえて、自分を見失わない様に気丈に暮らしていました。私はどう声をかけるべきか、どう振る舞うべきかも解らず、お手伝いの申し出をした地元の診療所も、そちら(県立病院)の診療も大変でしょうから専念なさって下さい、と言われたまま、月日は経過。自分がするべき事、以前からの食と医療の活動をひたすら継続すること、そして働いて税金を払う事。それくらいしか思い浮かばなかった。
当時の新聞に目がとまった。「日本人はもう一度、つつましやかだった昭和を生きるのだ」
つまり、シニア世代の方々は「もう一度、自分を生きる」ということではないかと感じた。あきれたバブルに情緒などない、そういう事もわかっているだろう。
60歳を過ぎると性ホルモンは無くなり、男も女もみな同じ顔になる。男は弱くなり、女は強くなる。私はそこに文化を感じるのである。
2回目の人生、2回目の旅、2回目の食事・・・あの頃の自分を思い出しながら。シニア世代がつくる経済は、日本文化再創造である。そのまま残したい日本、そして旅することを良く知る外国人旅行客のための「テーマ旅」となる。新しい建物を建設したり大量生産するものがなくても経済は回せる。経済を回した後、何が残る?美しい日本が残ればそれが子供たちへの遺産だと信じている。食のブランド日本でも同様の内容で講演したことがある。
http://www.naro.affrc.go.jp/event/brand_nippon/list/brandnippon/2011/index.html
今日はグレープフルーツと桜餅を頂いた。不思議な事に、どちらも味の変化はない(と思う)。

<カルフォルニアグレープフルーツ:30日間チャレンジモニター>最終日:モッアレラチーズとあわせてバルサミコ酢で。
http://florida-grapefruit.jp/campaign/30_day_challenge/
変わらないことの意味、変わらないための努力、維持する信念、ここが昭和との違いだと思うけれど、成熟した社会はそのことをよく理解していると思う。

3年前、消防団任務の最中に帰らぬ人となった同級生、もう会えない多くの知人へ・・・どう表現していいか解らないけれど、みんな真剣に生きているからね。大丈夫、任せて、日本、なんとかするから。
3月は学校行事で桜餅を頂くことが多い。なんとなく昔に想いが馳せるスイーツである。
当時、作詞した曲、今なら違和感なく聴いてもらえるかも。
http://www.youtube.com/watch?v=UCOIm7a6A_w
Y-tubeへのコメントが力強くて、いま、再び、きらめいてきました。