対価

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あまり目的ももたずにカイロに行った。

それが間違い。勉強不足だった。ものの価値観がまるで違う。

熱い国なので水は重要・当たり前。氷水を売る屋台。

車道には車線、横断歩道なし。行きかう車をぬう様にスイカを積んだ馬車。タクシーは交渉して値段が決まる。運転手さんの人格は見た目と全く一致しない。乗るとコーランが響き渡る。手信号で車線変更。

お土産などの買い物は数日間経過してから買うのがベスト。値段は無いようなもの。どこも同じようなものしか置いていない。結局、どこで・どんな気持ちでその品物に出会い、どんな人から購入したか、が大事になる。

このお店、こじんまりしているが、日本人のセンスに会っている。HPに掲載するからおまけして!と話したら写真のご主人が快く値引き。でも高いと思った。一生懸命、商品を出して説明してくれたが良かったので購入した。

ハンハリーリ市場の、提示写真の門の真向かいにあるので、機会があったらのぞいて見て下さい。

毎日、駆け引きで疲労困憊。しかし生きる活気に満ち溢れている熱い風が後半は心地良くなる。

「エジプトはナイルの賜物」ではなく「エジプトは古代エジプト人の賜物」というのが本当らしい。

「ピラミッドをエジプト人は誇りに思っていないのですか?」と質問したところ、現地ガイドさんに大声で笑われた。実に30秒くらいも・・・・。

そして彼は真剣なまなざしでこう言った。字を読んだり書いたり出来ないひとの割合が高いのに、人々がどうしてピラミッドをそんな風に思えるのか?

続けて、「でも私はエジプト人であることにとても誇りに思っています。ここには友情とか愛情とか沢山ある。人との繋がりがすばらしい。いろいろな問題がありますけれど・・・。」

私が、日本にも沢山問題がありますよ。と話すと。

彼は、そうみたいですね。特に「個食 or 孤食(彼が使った言葉はどちらの意味か?)」とかコミュニケーションの問題。

どきりとした。

価値観がまた変化したような気がする。

 

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