いわて健康塾:読売新聞記事

読売1

「アンチエイジング(抗加齢)~医学でつづるビューティフルライフ」をテーマに先月14日に開かれた「第5回いわて健康塾」。野菜ソムリエでもある岩手医大付属病院の宮田恵医師は、「美しく年を重ねるには、体の酸化を抑える食生活がカギ」と語り、抗酸化物質が豊富な野菜を積極的にとるよう提案した。会場となった盛岡市のホテル東日本には110人の聴衆が詰めかけ、熱心に耳を傾けた。
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 アンチエイジングというと、肌のしみやしわ対策など、外見的な手入れに目が向きがちだが、体の内側から若返りを図るのが最も確実な方法だ。野菜や果物を多くとる食生活を実践すれば、肌も内面から美しくなる。費用もかからず、手軽な健康・美容対策でもある。
 
 老化のメカニズムについては医学的に諸説あるが、そのうちの一つが体の酸化。酸素が変化した「活性酸素」が体内の細胞を傷つけると、老化が促進されたり、病気になりやすくなったりする。
 
 活性酸素は、喫煙や栄養バランスの乱れ、紫外線にさらされることでも発生する。活性酸素を除去してくれるのが抗酸化物質。新鮮な野菜や果物に含まれるビタミンCやE、そしてポリフェノールに代表される機能性成分は、抗酸化力が強い。
 
 じっとしていても体はエネルギーを消費しているが、この基礎代謝は加齢とともに低下する。40歳を過ぎたら、若い頃と同じような食生活は見直し、野菜を多くとりたい。適度な運動を心がければ、基礎代謝を高め、太りにくくなり、糖や脂質の分解にも好影響をもたらす。骨や筋肉も維持でき、美しい姿勢を保つことができる。
 
 要は、酸化を進めるような生活はやめ、腹八分を心がけながら、色とりどりの野菜を、出来るだけ旬の時期に食べるということだ。そして、美しく年を重ねていく自分をイメージし、農産物の豊かな岩手ならではのアンチエイジング的生活を楽しく続けてもらいたい。

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僭越ながら、ブログにも再掲いたしました。読んでいただきまして、または実際会場に来て下さった方々に深くお礼を申し上げます。 拝

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