岸良地区はそれはそれは美しく・・・・今日の仕事を忘れてしましそうでした。
校舎も評判通り・・・それよりなんだか懐かしい、という言葉があてはまりました。多分、昔の自分が過ごした場所の雰囲気を感じたからでしょう。
この看板よりもっと大きなタイトル「日本一」。ふさわしいと思います。なぜならすでに岸良地区という背景が存在するから・・。
校舎の周りには小さいながら畑、原木しいたけ・・・アメリカのエディブル・スクールヤードを思い出しました。
講演には地域の方々が沢山参加してくださいました。本当に感謝します。野菜というありふれた食べ物ですが生きるというテーマにあてはめるとこれほどに大きなメッセージを託せるものか・・・今日改めて感じました。
この言葉には私ながらの解釈があります。親から頂いた命の情報は、開花せずに封印されてしまうものもあります。自分を信じて目の前のことを一つ一つクリアしていく・・・念ずるというのはエネルギーと努力が必要で、決して沈黙という事ではないのです。自分を花ひらかせるのは自分自身・・・。講演に隠されたテーマでした。
父兄の方から種を頂きました。なにか課題を頂いた気分です。でも責任を持って蒔いてみて、収穫まで責任をもって見守りたいと思います。
おいてきた「にたきこま」の種、トマトを実らせるのが目的ではありません。講演でもお話しましたが「缶というゴミ」まで輸入する必要はありません。ちょっと古くなった種ですが、トマトはベルーからスペイン人が世界中に広めた頑丈な野菜。きっと芽が出ると思っています。
縁があって岸良を訪れることが出来ました。食育という仕事は、これまで診察室で患者さんを診るという仕事より評価が高くありませんでした。
でもこうして皆さんに出会えた事が、自分にとっての最高の評価を頂いた・・・そう実感いたしました。
なぜなら皆さんは環境美化日本一の中学だからです。
最後になります。ひと花やさい、全てが美しい暮らし。私の理想とする社会です。岸良でそれを感じました。
岸良中学の皆さんの未来、すなわち私自身の子供の未来が輝かしいものであることを祈ると供に、そのために自分が出来ることを実践すべく恐れずに前に進みたいと思います。勇気という宝物をありがとう。心より感謝を申し上げます。
宮田恵 拝