今年10月に岩手県二戸市で予定されているエコ・ツーリズム全国大会
昨年3月に講師を仰せつかった際、担当者の方が今回の講師で終わりということでなく、今後末永くよろしくお願いします、と丁寧にあいさつしてくれた。
私はこの路線は大変単純な人間なので「はい」と心から了承した。6月の移動県庁での講演の際も路線のブレはないし、県庁のお偉い方々との共通認識もできた(あくまで、はず)。
たまにお節介になるのがたまにキズだ。しかし外科治療は根治を得られることも多い。言い方が乱暴だが4回のイベントで揺さぶった。でも時間が無いわけで、イベントを終わってもぬけの殻にならないように・・・これは8月イベント講師マスターソムリエ高野氏、11月イベント講師秋田帝国バンク支店長赤間裕弥氏共通の意見だ。私もそう思う。消化試合は成長が小さい。
最終会は小原薫氏率いる「まめすぐってらすたすか」にお願いする。地域の人々が幸せに暮らす、ここがエコ・ツーリズム全国大会の最終目標なはずだ。少々経済が活性化されても、県北沿岸地区の抱える問題点は解決できない。しかし幸せな暮らしを実感している住民こそがその地域の魅力になる。
ヒトを癒せるのはひと ここにもブレはない。
この小原薫氏の生きるパワーは強力な感染力がある。二人で創った歌は音楽家のちからを瞬く間に吸い込み、会場のムードを大きく変えた。
地元高校生のコーラスのちから強さ。ここには食育の講義でお邪魔している。こんなにも表情豊かで生き生きと美しい。
いろいろな行政の手腕はあるとは思うけれど、暮らすように診てきた私の感性は、人びとの暮らしに必要かつ最小限のことに触角が残されていると思う。地域のリーダーに伝わるだけで自分は満足で幸せだと思っている。
ところで今回三回目の小原氏との曲「そこからはじまることがあります」。つまづいたりキズついたり、なんで自分だけが・・・って思い悩まないで視野や自分の変化をいとおしいと思いながら次のスタートを探そう、という内容。エコツーのテーマソングは必要だとは思っていた。大晦日に紅白歌合戦を見ながら、メロディラインばかりの歌を聴いていて、その合間にふっと聞き入る曲があった。それらは歌詞がとても解りやすかった。ふーん、そうねぇ。歌詞を鉛筆で書いた。翌朝元旦、鉛筆文字をワープロ変換して小原氏にメールした。あけましておめでとうございます、もなく「そこからはじまることがあります」がメール題。
はじまっていますよ。二戸の、そして岩手の変化のはじまり。
小原氏、料理研究家梅津先生、音楽家中嶋先生、心療内科医・エレクトーン奏者鈴木先生。みなさん「岩手の素敵!!」がぎゅーっと凝縮されています。
最後に昼食のバランス弁当。こんな駅弁ほしいなぁ。