高校の先生方へ食育に関する講義を行いました。タイトル:やる気をひき出す「みため」の食育講義
5年間でのべ1800人の高校生に講義を行って感じた事は、食と健康の切り口では、ほとんどの高校生が見向きもしない。総合学科などで食の分野を目指す高校生は基礎知識があるし、将来に対する自身の心構えもあるので、たいそう熱心に聴講してはくれたが・・・。
最も食育講義をしなければならない、すでに人生を投げ出しているかのような無気力な高校生たちの意識をどう向けるか・・。なかなか大変である。
アンチエイジング医学会でも「みためのアンチエイジング」分科会が存在して、その研究会の講義で聞いた、形成外科大学教授の「美の哲学」は素晴らしかった。高校生に哲学を語るわけにはいかないので、ともかく、きれいになる、かっこよくなる、頭がよくなる・・・などの切り口で食を中心としたライフ・スタイルを語ることの意義を説明した。
ただしこういった内容は1/3位でとどめ、高齢化社会での大人たちの心がまえをお話させていただいた。高校教師の方々もほとんどがアンチエイジング世代である。
私が高校生の前で講演するよりも、高校の先生方が「継続して」講義を行い、スキルを高めて欲しいと願っている。別の高校からも問い合わせが来て、やっと動き出した感じだ。でもステップはやっと1段あがった、そういう感じです。