久しぶりに講師をさせていただきました。合併症についてがテーマでしたが、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経症の三大合併症は有名ですが、症状や治療法をお伝えして、このようにはならないように、と警告を出すだけの講義にしたくありませんでした。
なぜならこういった教室に参加してくださる方はもともと治療に熱心な患者さんですので、治療意欲をさらに高めるような内容にしなければ意味がありません。
私の領域、野菜のお話を後半、糖尿病と野菜について。
それから食事療法のキホン、血糖コントロールだけでなく合併症予防のための食事です。塩分制限やカリウム制限、タンパク質制限など合併症になってから行う食事療法ではありません。
合併症の進展には活性酸素やAGEsの臓器沈着が問題です。病的老化を進めないことも重要です。
活性酸素は老化促進にも影響しますし
AGEsはコラーゲンの質を劣化させます。
抗糖化物質も研究がすすんでいます。
抗酸化物質は野菜の成分・ファイトケミカルから毎日コツコツ。
糖尿病治療には野菜が必須、なんどでも強調します。