100歳、ずっと必要とされる人

最近は「愛されオヤジ」とか、7月は大阪で「食でみちびく愛され人生」という「愛され・・・」のテーマで講演させていただいています。次回は7月21日、大阪ガス生活館デリパで講義予定です。

osaka poster

高齢化社会は明らか、ご高齢の方が消費から生産へシフトし、しかも若い世代に迷惑をかけない様に人生を過ごすことは皆がハッピーになる考え方です。

客観的に老化すると自分の事だけしか考えなくなります。かなりの大金持ちでなければ愛されなくなります。つっこんでお話しれば大金持ちでも真の愛は得られません。

わき道にそれますが、かつて地域医療をしていた時の話。夫が戦死されたご高齢の婦人は、その公的なお金にぶら下がる人たちに付き添われて受診し、死期が近いのに1日でも長く生かせて下さい!という周囲の言葉を無視できない医療体制で、最後の最後まで管をつけられたままでした。

本当に愛されていたのかな?

認知症が増加、など新聞での記事は第一面、そうすると健康食品や介護ビジネス、生活習慣病治療薬のメーカーは「踊ります」。

100歳サラリーマン

福井福太郎さん「100歳、すっと必要とされる人」会社にも、家族にも愛される理由とは?

この本に愛されるためのヒントが沢山あります。基本的に健康であることは重要、そして周囲に気配りした社会生活を継続すると運はその方へ微笑みます。

利他、という最近目にする言葉です。京セラ、そしてJALを再生させた稲盛さんの言葉でもあります。

このドクターライフサポートをわざわざ掲げて活動をしているのは、資本主義社会ですから経済活動として認められることが成功とされるからです。かつて新聞で見た「出世とは・・・周囲の人をどれだけ幸せにしたか、ということ」と発言したかたの記事を見てから、すなわち「利他」、医療行為(開業)以外の部門での看板を掲げるためです。道は険しいですが・・・。

配偶者が院長をつとめる医院は整形外科ではありますが、多くの高齢の方々の整形外科疾患治療の他に、食事や運動のセミナーを定期開催しています。

運動しなければカロリー消費しなくなり肥満の原因に、筋が委縮し脂肪浸潤がおこればインスリン抵抗性から血糖値は上昇、HDLコレステロールは低下し中性脂肪は増加、そして精神衛生上の不健康から抑うつや認知症へと繋がります。 

骨関節疾患の治療の先の治療目標は「除痛」「運動機能の維持」の先に、日本の未来があるのです。

農業や自営の方々は、日々の労働を続ける必要があるのですが、痛みがあるなら安静第一!と叱る医療機関がなんと多い事か・・・。みやた整形外科医院はそうした発言はしません。

「どうしたいの?」そこが治療の選択のポイントになるから。

月2回のセミナーも好評です。

http://miyataseikei.blog.fc2.com/

こうした仕事は、製薬メーカーに義務づけするくらい大事だと思うし、M&A(笑)とまではいかなくても、企業からお買い上げしていただきたいです。ビジネス・モデルがどうのこうの、と言いますが、私の基本は診察にありますので・・・。

 福井さんの本の内容、元気な高齢者は自分の食べるモノは生産したほうが・・・大賛成です。

 

 

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