震災から3年

いろいろな思いはありましたが、こうして生きている・生かされている自分を実感し、すべてに感謝した、いち日でした。

 

私のまわりの方々は、じっとこらえて、自分を見失わない様に気丈に暮らしていました。私はどう声をかけるべきか、どう振る舞うべきかも解らず、お手伝いの申し出をした地元の診療所も、そちら(県立病院)の診療も大変でしょうから専念なさって下さい、と言われたまま、月日は経過。自分がするべき事、以前からの食と医療の活動をひたすら継続すること、そして働いて税金を払う事。それくらいしか思い浮かばなかった。

 

当時の新聞に目がとまった。「日本人はもう一度、つつましやかだった昭和を生きるのだ」

 

つまり、シニア世代の方々は「もう一度、自分を生きる」ということではないかと感じた。あきれたバブルに情緒などない、そういう事もわかっているだろう。

 

60歳を過ぎると性ホルモンは無くなり、男も女もみな同じ顔になる。男は弱くなり、女は強くなる。私はそこに文化を感じるのである。

 

2回目の人生、2回目の旅、2回目の食事・・・あの頃の自分を思い出しながら。シニア世代がつくる経済は、日本文化再創造である。そのまま残したい日本、そして旅することを良く知る外国人旅行客のための「テーマ旅」となる。新しい建物を建設したり大量生産するものがなくても経済は回せる。経済を回した後、何が残る?美しい日本が残ればそれが子供たちへの遺産だと信じている。食のブランド日本でも同様の内容で講演したことがある。

 http://www.naro.affrc.go.jp/event/brand_nippon/list/brandnippon/2011/index.html

今日はグレープフルーツと桜餅を頂いた。不思議な事に、どちらも味の変化はない(と思う)。

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<カルフォルニアグレープフルーツ:30日間チャレンジモニター>最終日:モッアレラチーズとあわせてバルサミコ酢で。

http://florida-grapefruit.jp/campaign/30_day_challenge/

変わらないことの意味、変わらないための努力、維持する信念、ここが昭和との違いだと思うけれど、成熟した社会はそのことをよく理解していると思う。

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3年前、消防団任務の最中に帰らぬ人となった同級生、もう会えない多くの知人へ・・・どう表現していいか解らないけれど、みんな真剣に生きているからね。大丈夫、任せて、日本、なんとかするから。

3月は学校行事で桜餅を頂くことが多い。なんとなく昔に想いが馳せるスイーツである。

 

当時、作詞した曲、今なら違和感なく聴いてもらえるかも。

http://www.youtube.com/watch?v=UCOIm7a6A_w

Y-tubeへのコメントが力強くて、いま、再び、きらめいてきました。