在来作物(伝統野菜)で磨く<食文化・ヒト・地域>8年前から私の論点はぶれることはありません。 11月6日岩手県食の匠認定式後の講演。食の匠は岩手県の財産です。食育も伝統野菜も食の安全も行政の取り組みは周囲の県より見劣りします。しかし、この食の匠の方々の存在に岩手の伝統食文化と地域づくりが委ねられています。演題は「いのちを耕すお台所・輝け割烹着シェフ」。
11月8日岩手県岩泉にアルケッチャーノ奥田シュフがツーリストと庄内の生産者を引き連れて岩泉入りしました。岩手の食材の素晴らしさを解説。特に松茸だそう。山形には松茸は育たない、意外でした。私にはすごくありふれた食材です。
震災時のロレオール伊藤シェフとのエピソードを交えて活動を披露してくださいました。
大槌在住和楽器奏者もと姫神センセーションギタリスト。被災されたそうですが、全国から届いた楽器で演奏を再開できたと。とても心に染み入る演奏でした。
奥田シェフのお料理。
前菜
短角牛と安家地大根
メニューは最後まで変更あり、紫白菜を牡蠣で蒸して揚げたワンタンの皮を散らしています。
岩泉道の駅樹縁の松茸とひっつみ。この味で育ちました。
奥田シェフは表情を変えませんがゲストをきめ細やかに見渡しています。ある種独特のムードがありますが、それが自然と一体化しているということ、今日気づきました。風みたいな人なのですね。基本的にとても優しい方です。樹縁の方々との「約束」を果たしに今回ツアーを企画されたそうです。
庄内の生産者の方々も同行されていました。よみりのレシピの焼き畑農業の方が!!先週、渡辺監督にお会いしたばかり!!出会いは一気に訪れました。
庄内の生産者の方々、奥田シェフと集合写真。心があったかくなる日でした。