益荒男ほうれん草

品種名ではなくブランド名です。農業研究者は当たり前ですが農作物を作るのが上手。

ただし環境に左右されない圃場にかぎります。

 

農業というのは「生業」ですから、生産して販売する(流通にのせる)という、「野菜づくりが上手」なだけでは成り立たない勝負師であり職人の側面があるのです。

 

JAの言いなりになると無駄な労力を使い利用されることも多々。気づいたら借入金で塞ぎがちな人生、ということも・・。

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しかしこのヒトは違うなぁ。ジャパン・アグロノミスツ株式会社、藤原隆広さん。国家公務員、研究者としても沢山の業績をのこし、今、農業人。いや農業経営者か。

http://www.jagrons.com/index.html

野菜の特性と知り尽くしていて、同じ種でもこのヒトが生産するのが益荒男ほうれん草。根に着眼した栽培。人間でいえば腸管機能。根も腸管も都合の良い成分だけを吸い上げるわけではない。そこに高い研究があるのだろうなぁ。

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さて、送っていただきました。すごい、動き出しそうです。「益荒男」のようなほうれん草です。

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茹でてもかさが減りません。緻密なほうれん草なのです。甘さとほろ苦さ(渋苦くありません)がしっかりあって食べ応え充分なほうれん草です。(味は寒じめほうれん草にはかなわないけど・・・。)