そろそろ寒じめほうれん草の季節

気温が低下してくるとほうれん草が美味しくなります。そろそろ私を悩ませる「寒じめほうれん草」と「縮みほうれん草」の人々の誤解と混乱。寒じめほうれん草は「寒じめ栽培技術」で栽培したほうれん草、寒さにあてることで(理想は地温マイナス)栄養機能性、味わいが上昇します。まさしくテロワール。しかし縮みほうれん草と類似の品種を使用しているので残念なことに一見「同じ」に見えます。寒じめ栽培技術で栽培したほうれん草のうち、岩手県久慈地区JAと宮城県の一軒の農家さんだけが、機能性表示の寒じめほうれん草です。よって最近出回っている関東地区の自称「寒じめほうれん草」を本物だと判断されると残念な結果になります。12月から2月にかけて機能性表示「寒じめほうれん草」を見かけたら、入念に栽培されたほうれん草と思い、ぜひお試しいただけたら幸いです。暖かい地域では収量が多いのですが、寒じめ栽培はゆっくりと成長するほうれん草。ある時は雪の重さでハウスが倒壊しないように農家さんが除雪をしたり、と手間暇かけたほうれん草です。価格が高いのは当たり前の寒じめほうれん草なのです。

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