投稿者: 宮田 恵

ペルーがペルーであり続けること

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インカ帝国の時代作られた石の基礎。スペインの侵略の際、最後まで破壊できなかった。その上にスペイン式の建設物が作られたのだが、地震で基礎以外は崩落。なにか皮肉でもある。クスコの町並み。

チチカカ湖・ウロス島(草で出来た浮島)で暮らす人たち。フジモリ氏がソーラーシステムと衛星放送をプレゼントしたとか。テレビからの情報でたくさんの知識を持っている。同い年のこの方、10人の子持ち。観光客相手の商売で教育費を捻出しているらしい。彼女の刺繍タペストリーは芸術である。あまり動かない生活から肥満が多く、浮いた島での動作は関節痛(なんとガイドはリウマチと説明。主人いわく関節痛をリウマチと呼ぶのは世界的なことだそうで)を常時引き起こしてしまうとの事。

地方の朝市。トウモロコシが鮮やか。デープな旅を好む観光客相手になっているらしい。

ペルーは背伸びする必要はないのだ。ペルーがペルーである限り、明日からもペルーなのだろう。折りしも世界同時株安のピーク。激しく揺れる世界の価値観とはかけ離れて、今日もペルーの人たちはペルーの生活を続けていくのだろう。

最後に朝市での驚き。AJINOMOTOの小袋。日本の「味覚の侵略」がここまで・・・・・。心が痛い。

ペルーの旅食

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体調管理のため少食ですごしました。

まずは名物ロコト(とうがらし)の詰め物焼き。なかの肉やら大豆と表面に乗っけたカリカリチーズがマッチ。たぶん観光客用にアレンジしたのだと。

次は乾燥ジャガイモと臓物のスープ。保存食としての他、パワーフードとしても乾燥ジャガイモは位置しているとか。

そしてやっとみつけたトマトスープ。うっ残念。コメントなし。

乾燥とうもろこしの皮にトウモロコシの粉を練って少々豚肉をまぜ蒸した郷土食。素朴な味わいだけど、日本で言うお盆に当たるこの日に、地元の人々に混じって笑顔で食べた事は何よりの美味しさでした。

食べ歩きも良いけれど、本当に空腹でいただく旅の味も心と体に染み渡り、印象深いものがあります。

県政フロンティア懇談会

盛岡近郊の比較的若い世代から6名が選ばれて、県知事に「今とりくんでいること、これから取り組みたいこと」を発言する機会がありました。

医師・野菜ソムリエという肩書きで出席。いろいろ考えはありましたが、持ち時間5-10分ということで論点を絞りました。

食料供給基地いわてーこれは日本の健康作りの一つの道筋であること、「食と健康」の情報発信を岩手から日本へ向けていくこと、具体的にすぐ取り掛かれるのが「調理用トマトにたきこま」のキャラクター化であることを話した。脚本はもう出来ていて役者も揃っている、あとは舞台提供を行政がすればすぐに現実化すると強調。プロの料理人むけ、富裕層むけの「高品質・高機能トマト」で、差別化をしていく事も忘れずに話した。いわての野菜の生産時期は限られていること、それなら旬限定ののトマトを強みに変えるのも一案。

知事のコメント。まず最初に「トマトいいですね~」。この反応は大分インパクトが強いとみました。

参加者の多くが食の問題を強調しておりました。とても意義ある懇談会だったと思います。