お野菜処方いたします。

アンチエイジング勉強会とランチ

アボカドを主軸にアンチエイジングメニューを構成して、勉強会とランチの会を企画しました。アボカドの提供は、株式会社)ローヤルです。

http://www.royal-jp.com/

薬膳とかマクロビオティクスなど食の流派は色々ありますが、私なりの食を確立したくて、気のしれた方々に集まっていただきました

 

多分、初めて講義を聞く方は難しかったかもしれませんが、ともかくここまで医学的には食を考えているのですよ、ということを知って下さる方々を増やすことが大事だと思って、内容の濃さはある程度保つことにしました。会を重ねるごとに理解していければ良いと思っています。

 

アンチエイジング食を理解するためには伝統的地中海食をアレンジすれば容易です。日本食でもアレンジは大丈夫なのですが、料理人の方で提示どおりメニューに再現してくださる方は稀有です。

 

それで盛岡市材木町ミタイミタさんに今回もお願いすることになりました。

 

ご夫婦で一生懸命です。野菜にも大変興味を持っていただいています。お人柄がお料理に出ます。

 

全員がチョイス!のブラッド・オレンジジュース

 

ミックスリーフのサラダ自家製ドレッシング

 

アボカドとサーモンのサラダ仕立て

 

天然真鯛のソテー田舎風豆の煮込み添え

 

パエジャ

 

季節のフルーツ コーヒー

 

パエジャの量を加減すればアンチエイジング・メニューです。すなわち低GI、食物繊維、脂質バランス、抗酸化物質が盛り込まれています。素材の栄養密度の高さです。

 

パエジャはまたまたレベル・アップ。シェフに東北一のパエジャ、ありがとうございます、と声をかけましたが、にこやかにお返事を返してくれたシェフは、日本一のパエジャを目指しているような真っ直ぐなまなざしでした。

 

参加者は異種業種の方々でしたが、それぞれ意識の高い方々。次回はより具体的にアンチエイジングを突き進めて参りましょう。

 

自ら科学を学んで、自らをアンチエイジングしていく時代

 

まさしく食からのアンチエイジングはそこにあるのです。

やる気をひき出す「みため」の食育講義

高校の先生方へ食育に関する講義を行いました。タイトル:やる気をひき出す「みため」の食育講義

 

 

5年間でのべ1800人の高校生に講義を行って感じた事は、食と健康の切り口では、ほとんどの高校生が見向きもしない。総合学科などで食の分野を目指す高校生は基礎知識があるし、将来に対する自身の心構えもあるので、たいそう熱心に聴講してはくれたが・・・。

 

最も食育講義をしなければならない、すでに人生を投げ出しているかのような無気力な高校生たちの意識をどう向けるか・・。なかなか大変である。

 

アンチエイジング医学会でも「みためのアンチエイジング」分科会が存在して、その研究会の講義で聞いた、形成外科大学教授の「美の哲学」は素晴らしかった。高校生に哲学を語るわけにはいかないので、ともかく、きれいになる、かっこよくなる、頭がよくなる・・・などの切り口で食を中心としたライフ・スタイルを語ることの意義を説明した。

 

ただしこういった内容は1/3位でとどめ、高齢化社会での大人たちの心がまえをお話させていただいた。高校教師の方々もほとんどがアンチエイジング世代である。

 

私が高校生の前で講演するよりも、高校の先生方が「継続して」講義を行い、スキルを高めて欲しいと願っている。別の高校からも問い合わせが来て、やっと動き出した感じだ。でもステップはやっと1段あがった、そういう感じです。

 

暮すように診る

 医療と野菜(食生産)の癒合をめざし、それにブレは全くなく、さまざまな領域の方々と同じ目標を持てるようになってきた今日このごろ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

書籍の中から、看護、という雑誌が出てきて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中に、地域医療をしていた時に巻頭特集として取り上げられた記事が。

地域を「診る」という事は、あらゆる人的資本を活用していかなければならない。女性の力の大きさを感じ、ひときは輝く彼女たちのような日本女性を増やしていきたいと思いました。

それは専門職だけではない、地域で暮らす女性たちでもあるのです。

 

暮すように診る

かつてのテーマでした。そしてさらに高齢化社会がすすんだ今日、経済活動も緩やになる、良く捕らえれば成熟した社会、日本食文化を再創造し(古くてよいものを磨く)、世界へ発信することが観光や産業に通じると信じています。

自分が出来る事は日本食文化を健康食として定義づける事、その対極に健康的では無いまがい物のの日本食の存在も評価することです。

日本食文化世界遺産登録は地域の暮らしであり食文化であり、そして人という財産です。高齢者の活躍の場を見出せそうです。その「働く、機能する」方々を支える医療人でもありたい、そう願っています.

先日、農水省が開催した日本食文化ユネスコ世界遺産登録への取り組みについてのシンポジウムが開催されました。

http://yasaioh.shopdb.jp/2012/05/blog-post_22.html

課題満載です。