ご縁が時を隔てて結びつくことがある。田野畑村ハックの家は歴史ある障害者支援のNPO法人。NPOという名称が存在しないころから、地道に活動をしていたという。大変恥ずかしいことながら診療所に勤務しているとき、いろいろお声かけいただいたのだが、その時期、まったく余裕が無かった。
しかしこうして、その代表の娘さん夫婦に、この手づくり村で出会えた。たぶんすれ違ったりしていたのかもしれないが、お互いの存在を確認しあえた、とても貴重な日となった。
織物を説明している姿。生き方がお母様から引き継がれている。
パンを製造販売している。価格の割にかなりレベルが高いのは旦那様の努力だと・・。
ちゃぐちゃぐ馬っこ。馬はとても好きな動物。北の誉、という名前だとか。ひき手の男性もなかなか素敵。
手づくり村。南部せんべいのタネ。これを平らにして・・・。
手焼きにしてもらう。ちょっと参加、が観光客には嬉しいし、できたての味もなかなか。
私は今日、むしょうに団子が食べたかった。最近はケーキとか・・・興味ない。
ここでは素の団子に好きなペーストを好きなだけ塗る。
だからたっぷりのっけた。
名物、アロニア・ジャム
ご当地レトルトカレーの数々。
好きなものをその場でご飯に乗っけて食べられる。これは面白い。
スタッフのおねいさんがこれまた美人で気立てが良い。
それでホット・ドックを注文。駐車場までの道のり、これをむしゃむしゃやっつける。観光地では立食いが楽しい。
朝は購入したハックのパンを食べて・・・今週は気合を入れます。私たちはかなり情報が遮蔽されていて、日本の状況はかなり危ういのだ、ということを認識して未来を選択していかなければなりません。
栄養学、農業大学、福祉大学、食品企業・・・さまざまな食の領域が集まる。横須賀、ちょっと遠いがこのような機会がなければ足を踏み入れることもないだろう。
第2回でも発表している。医療系の発表はまず無い。食からの健康、予防を推し進めるという仕事が、収益に結びつく人は少ない。だから医者で仕事にする人はいない。
緊急セミナー。ちょっと残念・・・。
発表後、座長にあいさつをした。「臨床医で食育をするとは奇特な方」、なぜなら「儲かりませんものね・・」おっしゃる通りだ。
しかし考えるに、儲かることだけが優先されるから、今回の震災でさまざまな問題が大きな代償を伴って湧きあがったのではないですか?まあ、儲からないことを一所懸命にやっている人間が馬鹿扱いされる現実に迷いを感じる自分も、ちっぽけな野郎である。
講演に小泉純一郎元首相が。食ということではなく、これからの日本人の生き方を語った。
「人生の本舞台は未来にある」。明治大正昭和の40年間を国会議員で過ごした方が94歳で筆した言葉だそう。
食育の話はわずかだったが、この言葉をいただいて今日の記念にしようと思います。
それにしても翌日の新聞に、この小泉氏の講演の記事がのっていた。「小泉元首相、自民党政権時代の原発政策を非難」。そのような発言はない。そう記者に聞こえたなら、話の筋道を聞ききれていないヘボ記者かも。「反省」して「これからの日本を語った」というのが正解。そのような記事をのうのうと載せるメディアも儲かる主義の典型ではないかしら・・。
懇親会は観音崎観光ホテル。野菜が新鮮でレベルが高く美味しかったのですが、メイン料理は魚や肉でした。講演会は「日本食」「魚食」がテーマでしたが・・。
いろいろ考えた2日間でした。今日は雨となれないハイヒールで2回も転倒。ついてない!
医師会主催の講習会に参加した。仙台バス出張帰りの寒い日で、疲れた足をなんとか進めて到着した。会場には参加者が溢れ、会場外の別室で拝聴することとなった。医師の方々が、かなりこの領域の必要性を感じているのだろう。
私は・・・正直に自分のために参加した。なにか心に「ふつふつ」としたものを抱え、抑うつなのか更年期障害なのかわからない状態で我ながらなさけない。外来でから元気にふるまって夕方疲れる。
来週、被災地でミニコンサート開催を申し出て、音楽家の方々に同行していく予定だ。しかしどう言葉かけしてよいか解らない。
頑張って、頑張りますは「ご法度」。
ただ心の底から「愛とまごころ」をこめて現地へ向かえば、なにかが繋がると思う。
講習で学んだことをふまえ、野菜王ブログの記事を書きました。
http://yasaioh.shopdb.jp/index.php?id=199975838680097944322087224509067881144507
二戸でひっつみ定食をいただきました。岩手には農業とそして地域の伝統文化があります。ここが踏ん張りどころ、なんです。