「岩手の機能性食品青果物の価値を知る~農家さんが作っている機能性食品~」開催いたしました。
私のほうから「もう一度食について考える」
岩手県生命工学研究センター部長、矢野先生から「機能性食品とは」
薬剤師・杉田さんから「薬剤師は食をどのように語っているのか」
野菜ソムリエ協会理事長・福井栄治氏より「儲かる農業」
久慈市の寒じめほうれん草農家さんを交えてシンポジウム
消費者庁の機能性表示食品は健康食品関連企業のひとり勝ちの状態。一つの成分が一定の基準を超えているなら健康増進に寄与するという考えが基本の制度は100%納得できないけれど、寒じめほうれん草の丸ごとの健康価値を表現できるひとつの戦略なら、農学基礎研究、農家さんの努力と技術、すべて結集して届け出まで牽引します。
ただし!価格に反映されなければ届け出の意味は無し、その点を野菜ソムリエ協会理事長の「儲かる農業」が表現してくださいました。
会の運営などは事務局の渡邉さんが全て実施。
司会進行は野菜ソムリエ上級プロの小原薫さんでした。
実はほうれん草農家さんの圃場に10年くらい前に訪れていたのです。感動しました。
9月をもちまして宮城県成人病予防協会中央診療所週1日勤務を終了いたしました。
思えば12年くらい前、野菜ソムリエの認知度を上げるためには宮城県で勤務するしかない!と通い始めたのがきっかけでした。お陰様でみやぎ食育アドバイザーにも任命されました。むすびまるのピンバッジはお気に入りです。
勤務する間、東日本大震災もありました。新幹線が使えない時期はバスで通勤したことも。多くの方々と接し、震災後はやはり気持ちがかなり複雑だったのでしょう、身に覚えのないことでいきなりお叱りを受けたことも何度か・・。
昨日、院長にあいさつをすませロッカーを整理していたら懐かしい新聞記事が出てきました。記事にコメント「生活習慣病は便利な社会や食生活の変化が生んだ社会の病。野菜ソムリエは楽しく予防医学を普及させ社会の病を治す手段になり得る」と。思いは全く変わっていません。当初は予防協会を通じて色々な活動を行おうとも考えましたが、「自民党みたいなところ」と誰かが呟いていた通り、上からの指示がないと動くことはできません。
今後は産業医として企業の健康経営に深く携わるために「メディカルトラスト仙台支社」に所属して、不定期ですが仙台で仕事を継続していきます。東北6県を網羅していますので、ご依頼があれば伺います。地方創生は健康づくりから。もちろん生産あっての地方創生です。
食の生産者を訪ねて~ここからフードツーリズムが始まる~開催しました。
9月22日、二戸市大西ファームさん(西洋野菜)、田野畑村山地酪農さんをお迎えしてレストランイベントを開催しました。岩手銀河鉄道とのコラボです。
トマトの食べ比べ、牛乳の呑み比べをしていただきました。個人的にこの2つの食材には思い入れも強く解説にも力が入りました。山地酪農2代目さんには赤ちゃんのころ予防接種をしたという思いでもあり・・。
生産者からひとこと。参加者の皆さんは深く聞き入っていました。私のほうから、牛乳が健康増進に寄与するこれだけの理由、として学術を加えました、SNSでの間違た情報は生産者を傷つけます。
お料理もこの日特製。びすとろなのでカジュアルだけど、しっかり出すべき美味しさが調和していて、シェフの成長も著しい様です。
鉄道事業とのコラボですから、すなわち地域づくりにもつながります。参加者に行政の方々もいらっしゃいました。
次回は10月19日・紫波町の果物とワイン。ワインツーリズムも紹介できそうです