みかん、もやしに続いて、青果物として消費者庁の機能性表示の認可を受けるための取り組みも後半になってきました。

1月19日開催のいわて機能性食品活用研究会の記事が地元紙に掲載されました。
久慈地区のほうれん草のルテイン値は100gあたり8mgをほとんどが超えており、データー的には十分です。あとは既定の仕組みが出来上がるかどうか。
生産者、地域住民、野菜ソムリエ協会を通じて食と機能性にかかわる講義を継続してきました。素晴らしい農作物だから、機能性表示が取得できるわけではありませんが、品質保証をどのようにしていくか、という切り口から勉強すると、これからの青果物の価値づくりが見えてきます。
久慈地区生産者の方々へ


野菜ソムリエ協会での様子↓↓
http://iwate-minceur.com/blog/?p=964
私が強調しているのは、ひとつの機能性より丸ごと食材。サプリメントで摂取するか野菜として摂取するか、どのように違うのか、についてです。
宮城県食の安心安全の消費者モニターの方々にも講義させていただきました。


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テーマは寒くなると美味しくなる食材、寒じめほうれん草と冬の海の幸

開催に先立ち、八幡平市のほうれん草農家さんを訪問。

良い感じで締まったほうれん草がハウスの中でスクスク。
始まりの挨拶と乾杯の発声は岩手銀河鉄道の菊池社長から

寒じめほうれん草、赤軸ほうれん草、普通のほうれん草の食べ比べをして頂きました。


私の方から、寒じめほうれん草のレクチャーを。品種では無く栽培技術、これは岩手の農業技術の宝物です。健康食材としての価値を説明。ほうれん草のルテインは眼の健康維持に役立つ。現在、機能性表示の取得に向けて準備中です。


メニューは盛りだくさん。名越シェフの技術も格段に上がっています。

良い食材を楽しく皆さんで頂く。今も未来もハッピーになれるように。
「岩手の機能性食品青果物の価値を知る~農家さんが作っている機能性食品~」開催いたしました。

私のほうから「もう一度食について考える」

岩手県生命工学研究センター部長、矢野先生から「機能性食品とは」

薬剤師・杉田さんから「薬剤師は食をどのように語っているのか」

野菜ソムリエ協会理事長・福井栄治氏より「儲かる農業」

久慈市の寒じめほうれん草農家さんを交えてシンポジウム
消費者庁の機能性表示食品は健康食品関連企業のひとり勝ちの状態。一つの成分が一定の基準を超えているなら健康増進に寄与するという考えが基本の制度は100%納得できないけれど、寒じめほうれん草の丸ごとの健康価値を表現できるひとつの戦略なら、農学基礎研究、農家さんの努力と技術、すべて結集して届け出まで牽引します。
ただし!価格に反映されなければ届け出の意味は無し、その点を野菜ソムリエ協会理事長の「儲かる農業」が表現してくださいました。

会の運営などは事務局の渡邉さんが全て実施。

司会進行は野菜ソムリエ上級プロの小原薫さんでした。

実はほうれん草農家さんの圃場に10年くらい前に訪れていたのです。感動しました。