みやぎ食育アドバイザーとして食育フォーラムの講師を仰せつかりました。良い立ち位置で食育の活動をさせていただいている宮城県ですが、食育の組織はゆるぎなく、そして活動は堅実です。もともと地域の食生活改善活動が盛んな県、そのうえ組織活動を繰り広げるのがとても上手な県でもあります。
フォーラムでは活動発表として
栗原市立花山小学校の養護教諭のかたから「花山を愛し地域と共に学ぶ児童を育てる食育の推進」~食に関する指導や地域との体験活動を生かした取り組み~
小さな小学校ですが、家庭や地域の方々と食の学習をしている姿はとても楽しそう。見守る大人たちのまなざしも暖かい。ひとが暮らして行く普遍的な光景がありました。料理は生きて行く手段。NHKドラマ「ごちそうさん」は説得力がありますが、小さなころから感性を持つことはとても重要です。
農家民宿 有賀の里たかまった女将千葉静子氏より「次世代につなげたい食育活動」~ツーリズムを通して~
大変な感動でした。「まで」な暮らし。「まで」は「ていねい」という意味。旬の食材を余すことなく食べるために、手間をかけて食品加工を行い、地域の食材を大切に食し生活していく暮し方です。
手作り味噌・醤油・野菜料理教室とグリーンツーリヅムをくみ合せた民宿は、外国人観光客にも魅力的なものではないでしょうか。
そしてなにより150年前のレシピ集「大秘方萬料理方全だいひほうよろずりょうりほうぜん」をひも解いて150年前の栗原の食復活プロジェクトが進行中とのことです。
世界遺産登録された日本食文化ですが、まさしく「遺産」がここに、重要な取り組みですね。感動です。
私の方から講演
「アンチエイジング医学に基づく生涯にわたる美と健康づくり」~子どもの頃からの食習慣が「みため」も「ココロ」も変えていきます~
大人から子供の食育を「外見」からとらえた食のお話をさせていただきました。最後は「シニアの暮らしが日本の未来を変える」を強調。日本文化再創造で日本を美しく磨き、その日本を背景に若い世代が日本食文化をビジネスにして羽ばたいて欲しい。参加者の方々の現在の活動の意義の大切さをお話し、今後の活動の発展の願いを込めました。
沢山の方々に参加していただきました。心より感謝申し上げます。そしてラスト・ジャパン、東北全体に広げたいと思います。
http://florida-grapefruit.jp/campaign/30_day_challenge/
日替わりの仕事内容、ともかく体調管理の願いをグレープフルーツに込めて挑んだ30日間、ゴールはもうすぐです。