昨日、帰宅するなり娘が「蜂の巣が出来始めている!何とかして・・・」
見ると確かに5cmほどの蜂の巣が通気孔に・・・。しかも蜂がみっちり・・・。主人に相談したが、蜂バスター頼むか・・程度。
朝5時に目が覚めた。蜂の巣を見る・・・あるある、なんとかせねば。庭のいすでは届かない。車をよせてボンネットからよじ登る。小さい、今なら何とかなる・・。おそるおそる袋をかぶせて根元から閉じ込める。蜂アレルギーショックで運ばれてきた方々が走馬灯のように脳裏を駆け巡る。怖い!しかし子供たちの身になにかあったら・・・。
根元は硬いが意外と容易に外れた。成功だ!!あわてずに車から降りる・・。
汗がびっしょり、心臓はバクバクしている。早朝高血圧は心イベントのリスク。
こんなに緊張したのは久しぶりだ・・・。主人に報告したが寝ぼけて反応なし・・・。
勇敢な女房を少しは褒めてほしい・・・。蜂の巣の写真は・・・撮影していない。もうこりごりだ。
高校生の食育で研究費を頂いた。これまでのボランティアが報われた。その件で久慈市入りした。
別件、突然メールが来て「次のテーマは山葡萄づくしで」。またハードルが高いこと・・。あっ私のハードルでは無く料理人さんのハードルなんですが。
そこで久慈市の野菜ソムリエさんに山葡萄ばたけを案内していただいた。急な申し出を快く引き受けてくださったのは forest kitchen の木村さんだ。

木村さんについては初対面(野菜ソムリエ養成講座でサイエンスは私が担当だったので初対面ではないのですが)なので下記を閲覧してください。
http://www.magariya.net/makers/scone/

歴史よくご存知だ。大変勉強になり感謝。ありがたい。地域の食材は、やはり地元で生活してきた人たちの言葉に含蓄がある。
ちなみにランチは市内の、やはり野菜ソムリエのお店エルコリーヌで。

驚いた。1年前より格段腕が上達している(まあ、私がえらそうなことは言えないのですが)。開店当初はお客様の売れ筋をメニューにして、自分の思い描くメニューが出せない・・とお話されていた。写真のごとく今は伸び伸びと表現されている。しかも価格以上にレベルが高いです。
最近、周囲の方々が成長されてきて大変嬉しい。以前は東北で一人のシニアということで、ボランティアみたいな仕事をずいぶん引き受けて、なんとか野菜ソムリエが周知されるように頑張ってきた(つもり)。近しい人がまごころを込めたシニア仕事で頑張っているので、今日も私に依頼がきても私にはあてはまらないカテゴリーの仕事を引き受けていただいた。
資格などどうでも良い。こうして生き生きと暮らす岩手の女性が一人でも増えることが私の望みだ。
人を育てていくことを心がけていきたい。自分も沢山の人に育てられた。沢山しかられた為かしかってあげなきゃいけない・・・そう思うことも多々あるが、現代は叱り上手も叱られ上手もいない。
山葡萄の宿題を仮レポート提出。娘は喜んでくれた。

全ての人に食は関連があるので関心も高いのがこの領域。
いろいろな理論展開があるし、さまざまな本が出回っているので個々の解釈や理屈づけもバラエティに富んでいる。
○○が豊富だから××に効く。という話は、体の中の仕組みを全く無視している。例えば雑穀。それそれの雑穀を食べたときのメリットは栄養価とねずみ実験レベルのお話。雑穀ご飯にすれば、じゃあいったいどうなの?というお話は専門的な知識がなければ答えられない。
10人いれば10人の健康状態。食べてからの栄養学は血糖値コントロール一つについてみても複雑だ。
食べてキレイの代表、コラーゲン豊富な食材は肌のコラーゲンにたどりつく前に分解、再合成という過程がある。一対一対応で食を語るのはまるで皮膚のかぶれに外用薬を使用するような感じだ。
インナービューティとやらも動脈硬化予防を語ればあながち路線にずれは無い。しかし性格は一生変わらない人が多いが、血管がきれいでも性格が悪いとどんなに着飾ってもきれいには見えないようです。
生きる背景はビューティフル・ライフに大事です。