皆様のお陰で今年9月、医院は無事に3年間が経過しました。
1周年記念でもお願いしたフルートオカリナ奏者の中島誠一先生に記念コンサートでの演奏をお願いしました。
当院は整形外科の保険診療だけでなく、食事や運動、心のありかたなど、統合医療をめざしてそれぞれセミナーなどを行ってきました。
音楽も大事な治療法です。中島先生とは県内の健康増進施設で患者会の方々に演奏と食の講和でご一緒させていただいております。
音楽による感動や癒しは「どこの場所にあるのか?」模索している音楽家でもあります。
Tommorow(ミュージカル アニーより)
そのあとのアンコール曲アメイジンググレイズ
観客の心の震えが空気を震わせ、あたかも音色のように感じた一瞬です。
高光建設様からお祝いの大きなお花を頂戴いたしました。
会場後方で岩泉町のどんぐりを練りこんだ特性どんぐりクッキーを楽しんでいただきました。森の癒しもテーマです。
これからもみやた整形外科医院、「治す場所」「治す目的」それぞれ社会にお役にたてるよう院長、スタッフ皆で地域医療に取り組んでまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
そのあとはスタッフみんなで「岩手の山葡萄を語る会」に参加して普段の労をねぎらいました。
アンチエイジング医学の基礎知識の講義。これからは科学を学んで自らをアンチエイジングする時代、ステップ1は知識の拡大。
それに続き、海藻・干し椎茸・海藻・調理用トマト(ニタキコマ)の旨みをふんだんに取り入れた「和テイスト・イタリアン:減塩はこれで語れ!」をいただきました。
田野畑産 すき昆布とふうせつ花さんのお揚げで炒め煮芋の粉とジャガイモの揚げニョッキ
昆布締め真鯛のカルパッチョ
田野畑産干し椎茸のミネストローネ
タコとワカメの白ワインビネガーまりねのサラダ
スルメイカとひじきのにたきこまラグー スパゲッティーニ
昆布締めした鶏もも肉の南部鉄器グリル
栃の木のはちみつのパンナコッタ
世の中「減塩」「減塩」とうるさいのですけど塩辛くしなければ美味しくならない食材ばかりを選んでいるから。良い食材にはしっかり味があります。
そして「リンゴ」。リンゴは昔から世界中でたくさんのことわざがある健康食材です。しかし甘さと大きさ重視の日本の果物業界(これをデザートアップルと総称する)、真っ赤で甘さが抑えられてタンニンの豊富さを物語る渋さと変色の特徴を有する林檎はないものか!ありました~盛岡市のサンフルーツ様の生産する「ジェネバ」などなど。そこら辺の健康商品よりあなたのアンチエイジングに役立ちます。リンゴの健康情報はメールマガジンまぐまぐで↓↓
http://www.mag2.com/m/0001313672.html
次回は大阪が10月29日(木曜日)、東京が11月15日(日曜日)、盛岡が12月5日(土曜日)、テーマは「アンチエイジング食前編」と「北東北の大根の辛み・食べ比べ」「岩手のリンゴ」です。
Medical communication という雑誌が創刊され、原稿を掲載していただいた。
野菜に興味をもっていただくことが第一の課題なので、努めて躍動感のある文章に心掛けた。それが編集部の意図に即していたかは不明である。
医療の話題の中に野菜を盛り込むのは難しい。医療人特に医師は野菜に興味がない。野菜のチカラを短時間でしか理解できないからである。そういう風な思考回路に教育されている。
私は医療文化の中に野菜を位置付けている。今、医療機関で足りないのは医療文化をよりよく創造していくことである。その医療文化を医院経営の手法にすることは有意義である。この雑誌にはそういった意図があるものと考える。
過酷な勤務医→開業→パッケージ化→収益をあげて借金を返済する→保険診療にあてはまる検査投薬で確実に収益を上げる
この図式の中に自分の理想とする医療は入り込む余地はない。
私がシニア野菜ソムリエを受講した際の提出書類には予防医療(シニア野菜ソムリエ)と保険診療(保険診療医)、その両輪で自分の理想とする医療をすることが記されている。予防医療は自分の力量で稼ぐ領域、すなわち保険診療のように行政からの診療報酬はないが、自分に「値段」がつく挑戦の世界である。。
野菜ソムリエを行うために勤務医をやっていた、という見方もできる。そのうちに医師の肩書にエッジを付けてくれると信じていた(信じている)。
創刊号なのでこれからどのような展開になるのか不明であるが、予防医療で患者さんと良好なコミュニケーションをとり、検査や投薬だけではない医療で収益が安定していけるような医療こそが望まれる医療となると思う。そこには食や運動、音楽なども盛り込まれるはずである。すなわち統合医療、保険診療の枠を超えたところに別の経済の流れができればよい。経済が動かなくても、医師としての生きがいのある人生を感じていられることだろう。
単発の依頼ではあったが、とりあえず壇上にだけは上げていただいたこと、深く感謝するのであります。