いのちをはぐくむお台所~医と食から伝えたい生産者への感謝~というタイトルで講演させていただきました。
市議会議員の方々も最後まで聞いてくださいまして地域の意識の高さを反映していると感じました。
会場は食育
健康に関するブースが多数。正直な話・・・東北6県の中で食育の組織、レベルとも宮城は格段に先をすすんでいます。
一般の方々へのお話しは気持ちを掴むのがとても難しく、知人に案内していただいて2週間前に生産者を見学させていただきました。
この「手」のお蔭で私たちは健康でいることが出来るのです。芹農家さんの手。素晴らしい吉野まいたけ。
石巻の夜も堪能。開店間際のカウンター片隅で秋刀魚の塩焼きと日本酒で色々思いを馳せながらイメージづくり(とは名ばかりの酒のみ)。
ゆるきゃら「いしぴょん」はとっても可愛い(ゆるきゃらには興味のない私でしたが)。
食の宝庫石巻の今後の発展に期待したいですね。主催者の方々に終始おこころ遣いいただいてなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、医食生産の距離が縮まることの大切さ、少しでも到達できていれば幸いです。
レシピ秋編が出来あがりました。大阪、岩手県内の医療機関において頂きます。今回は骨、筋肉の食からのメンテナンスです。
http://iwate-minceur.com/
そして岩手日報ぽらんに記事を掲載していただきました。
広告のスポンサー様には心より感謝申し上げます。
2月の「寒じめほうれん草」に続き、今回は赤の食材パワー。「トマト」それから「アスタキサンチン(植物由来)」について専門の講師をお招きしての勉強会、それに続き食事を楽しみました。
参加者は医療(医師・薬剤師・理学療法士)、製薬メーカー、それから国立大学教育学部(体育)教授、そして生産者、流通、有名な料理家の、まさしく医食農の領域から。食品の品質を科学的に知り、料理へも応用。そこに美味しさ=品質の高さ=健康への寄与という共通認識が生まれます。
演題1
アスタリール株式会社 渡邉雅則様「アスタキサンチンのアンチエイジング効果」
解りやすく説得力のある内容。サプリメントも臨床で実績をあげています。
演題2
東北農研機構 由比進先生「岩手うまれの調理用トマトの紹介」
日本でのトマト文化は生食用。輸入ものの缶詰トマトの消費は多く、調理用トマトの生産と食文化の浸透は課題です。岩手で品種改良された、なつのこま・にたきこま・すずこま はそれぞれの特徴を持っています。
八幡平サーモンの生産者。環境の良い場所そしてきれいな清水で、さらにはサーモンには天然のアスタキサンチンをエサとして与えています。サーモンピンクよりもっと赤い八幡平サーモンは健康な魚です。
お料理の担当は今回もホテルメトロポリタンニューウイング・モンフレーブの狩野シェフです。赤の食材のオンパレード。高い料理技術があってこそ!
すずこまトマトの蟹詰め カタロニアソース
八幡平サーモンのマリネと彩り野菜サラダ
赤座海老とビーツのコラボレーション
真鯛のソテーのすずこまソースと山葡萄ソース
紫波もちもち牛モモ肉と単角牛ホホ肉の煮込み人参のロースト
赤いフルーツ ハイビスカスゼリー
皆さん堪能してくださいました。
日本人の身体の変化をとらえる事について、高齢化が進んだということ、肉体労働が減ったということを考慮しなければなりません。
数値だけの栄養学がいかに愚か、そしてその考えが輸入品や加工品の入り込む隙をつくってしまっている、ということ、専門家・細分化されすぎた社会に、気づきをもたらしたいです。
クロージング・リマークスは伊藤勝康シェフ。次回は10月3日、遠野での緑峰高校とのコラボ・イベント。
https://docs.google.com/file/d/0B0U3cKtEuBrGc2NtSVFzVzhoV3M/edit
次回も繋がります。