投稿者: 宮田 恵

八戸大学市民公開講座「地元食で美人・・・」

「地元食で美人」をビジネスに繋げるための3つのステップ、をテーマに90分講演と90分トークをさせていただいた。

 

 

 

講演に先立ち、医師が「ビジネス」を口に出すと胡散臭くなりますが、これまでボランティアのような食育や講演をずっとやってきて、正論だけ述べていてもそれをドライブする力(経済)がなければ持続せず、震災後に色々思う事があって、私たち女性が自分たちで稼いで生きていく気概がなければ日本は維持できなくなる、よって内容はご理解いただきたいです、と始めました。

 

1.食と美容健康の知識

2.青森美人の背景とそのビジネス・フィールド

3.疫学調査

 

として前半の講演は1.3について解説

 

2.はノースビレッジウエルネスの藤代氏と、既存の青森美人、そして青森女性の現状と美容的課題、そして青森の温泉や白神山地などの「のこされた日本」自然資源をもとにしたビジネス展開をトークしました。

 

「美人ですねぇ」と褒められたら「いえ、私なんてそんなぁ」と謙遜してはいけない。話はそこで終わりになるからです。それからリーダが現れたらフォロワーがしっかり脇を固める、そして嫉妬心は健全に保つこと、性格ブスに絶対ならない事・・・などなど。

 

会場にはフェイスブックで知り合いになった女性が・・これまた正統派美人。

 

 

 

お土産に「せんべいのみみ」をいただきました。

 

 

地元食のせんべい汁を翌朝に。

 

地元食で美人:あるものを(たとえば煎餅のみみ)季節の野菜などの健康食材でお料理し、家族に、あるいはお客様に真心でささげる。つまり女性の普遍的な生活もしない、出来ないのに、なにをビジネスが出来ましょうか・・・くちにはしませんでしたが講義の核心はここにあるのでした。

 

宮城県の食育

食育アドバイザーを仰せつかっている。野菜ソムリエになって、まず初めに宮城県成人病予防協会に勤務させていただいて、鳴子町や柴田町で講演させていただいた。当時はまだまだ講演もへたくそで、今、思えば赤面ものである。

 

「美味しい野菜・健康塾」もやらせていただいた。機会を与えられて成人病予防協会中央診療所には本当に感謝である。

 

 

そうこうしているうちに宮城県の県庁の方から食育アドバイザーの依頼が。4年前に、やはり今回を同じような食育コーディネーター養成講座の講師をさせていただいた。その時の聴講者から何度か講演依頼をいただいた。

 http://www.pref.miyagi.jp/kensui/syokuiku/sokuikuouendan/ouendanmain.html

岩手、秋田、青森などの食育をかいまみたり、実践に参加させていただいたが、正直、お世辞抜きに宮城県の食育の組織は素晴らしい。食育の浸透度は計り知れないが、結果が出るには何年もかかるし、震災の影響も大きいので効果判定は難しい。

 

しかし、「ひと」という財産は確固たるものがあると思う。講演の行く先々で食生活改善推進委員の方々とご一緒させていただくが、リーダー、フォロワーの役割分担が出来ているのだ。教育が違うのでしょう。

 

美味し国、宮城県のキャッチコピー、そして食育の上に掲げられている「富国共創・活力と  やすらぎ  の邦(くに)づくり」これは「人も国も食の上に立つ」という言葉と共通である。

 

東北6県を宮城県で牽引していただくことにしましょうか・・・。東北の食料自給率は140-150%である。これだけで富める場所のはずなのですが・・・原発はやはり罪深かかった・。

健康雑誌

壮快という雑誌に載せていただきました。先日は健康食材の通販雑誌の仕事でしたが、想像していた以上に編集者の方の知識が豊富で対応が丁寧である、ということに驚きです。

 

 

 

かつて週刊Pと全国紙A新聞社の記者さんと電話でやりとりしたことがありますが、興味と話題本位の取材対応で、話がかみ合わないし、もちろん記事にもなりませんでした。

 

今回の壮快も、話は比較的話題性に富むものではありますが、コメントをする医師、栄養士さんの内容は標準的で奇をてらったものはない、ということです。健康を「楽しみ」に変える、ということはとても共感できます。たのしくなければ長続きしないからです。

 

 

 

私は大きな肩書がある訳ではありませんが、日常食、食習慣を語ることについては長い間自分なりの研鑽を積んできたつもりです(まだまだなんですが・・・)。そういったバリューをこれからも重ねていきたいです。

 

同じ誌面に抗加齢医学会ではとても有名な先生も。食文化やグリーンツーリズムでも高名な先生ですので、とても嬉しく思っています。

 

今度はお料理しながら「おいしい・たのしい」食事療法を語りたいです。