お野菜処方いたします。

品質から語る最適な食事治療と「Boire un coup!」

医療での食事療法は食品成分表と栄養学が基本ですから、その指導は単位とかグラムとかカロリーとか、かなり味気ないモノです。加工品のパッケージには糖質、脂質、塩分などなどの記載があり、体重増加や生活習慣病の方々は数値で食を判断しているありさまです。食と健康の分野が注目されていますが、タニタ食堂とかバランス弁当だとか、美味しいは関係ない数値の優等生の食事がもてはやされていて、なんだか残念です。数値あわせの食・食材コストから選択されるのは輸入食材。日本人の多くが外国の食で身心を構成しています。

 

素材の良しあし、すなわち品質から食を見れば、それは大地や海へと思いは馳せます。とれたて新鮮野菜、森林からの山菜やキノコ、近海魚、海藻、それには成分表には記載のない、さまざまな植物化合物・成分があふれています。それを美味しくいただくのが料理です。

 

皆で集まってワイワイ飲んだり食べたり。近年、その食文化はどんどん衰退し、できあいの食をテレビのリモコンやスマホの前でかきこむ人々のなんと多いことでしょう。仕事の合間に食べる食、心が豊かになれるはずもありません。もちろんそのスカスカの中身のない食は確実に身心をかえてしまします。食が病気の要因なら食事で治療すればいい。数値だけ正常値にしようとする医療は、結局、薬物治療の治療実績(データー)にたよることになります。

IMG_7754

秋田県北秋田市のボア・アンクープへ。フレンチ・レストランです。紹介いただきシェフとお電話でちょっとお話をして、なんだか只者ではなさそう・・・土地と人と食を確かめたく、今日にいたりました。

IMG_7756

根野菜のスープ。ジュンサイが浮かべてあります。最初ほわっと、あとからちょっとピリリ感のところにジュンサイがするりと入ります。

IMG_7762

お魚料理、ニンジンが美味しい。魚の下には大麦が。

IMG_7758

パンも全粒粉・ライ麦。

IMG_7764

デザートはバナナの焼き菓子にバニラアイスと地元のブルーベリー。表皮が薄くて優品のブルーベリーは同伴の秋田市の野菜ソムリエさん持参です。

この味わいと栄養の密度の濃さ!!食べた後、身体に貢献してくれる食は数値ではないはずです。

どしりとした個性が魅力のシェフに、とても大きなポテンシャルを感じます。

IMG_7767

調度、生産者の方が食事をされていて、その方の職業はマタギ。山菜、キノコ、ジビエ・・・首都圏の飲食店に発送しているそうです。シェフをまじえて皆さんで地元食材や地域の食を語り、笑顔で時間は過ぎていくのでした。

P7080253

先週、医師の会で講義させていただきました。

 

素材の美味しさ、素材の成分(特に機能性)の身心への影響、腸内環境への影響などなど・・

P7080277

P7090285

そして美味しい野菜を懇親会のメニューに反映させて、医療を行う方々が食材の品質まで知るようになると、処方箋発行だけではない食からの治療が推奨されるのではないか、と考えております。

P7080280

食と農を語る医療人の会。第2回は9月11日(木曜日)赤の食パワーです。皆さんにお声かけさせていただきますね。

 

 

 

いのちを耕すお台所

7月6日(日)大阪ガスデリパ様で医食農連携「いのちを耕すお台所」のセミナーを行ってまいりました。主宰はピースフードジャパンの宮谷さんです。開催を支えて下さいます歯科医師の薮田先生から講師紹介していただきました。

大阪ガス紹介

今回4回目、今までは講義形式でしたが、キッチンライブということで、実際農家さんが持ってきてくださったお野菜をお料理させていただき、食材そのものがよければ、ちょっと手を加えるだけでも美味しい料理にかわります。中食・外食産業で使用する食材は輸入物が大多数。加工や保存のため栄養価や味は低下、そこをおぎなうように沢山の添加物。       お料理をする習慣がなければ、いざ生活習慣病の食事指導をうけても実践は困難、ワーファリン内服することになり「一定量の野菜」の意味すら解らない、腎不全の低タンパク食、低カリウム食などは、もはやハードルが高すぎてだれもついていけないのです。

メニュー   本当に自分の健康を守りたいなら普段からの料理習慣と食材の知識。そして最近のトレンド「腸内環境」を考えると、「いのちを耕すお台所」のテーマが浮かび上がるのです。   大阪ガスジュース

野菜ジュース、市販のものは食物繊維が抜いてあるし、フィトケミカルなどは表示されていないがかなり減衰していると推察(飲めばわかります)。ミキサーで回してドロドロ感を提示。本当は「まずいー」を示したかったが、野菜が美味しくて予想に反して「美味しすぎ」。

おかん   P7060147   胡瓜

割烹着に着替えて焼きナスときゅうりのホヤ燻製添えを料理。大阪の野菜と岩手の乾モノの出会いが新鮮。

くんせい

大阪のおかんとおしゃべりメディカル・クッキングです。

料理シーン

そのあと参加者でお料理を。野菜なくして健康・治療メニューは完成しません。

農家さん

農家さんトーク。

雑穀   ニンニク RISA

岩手の雑穀、エゴマ油、住田町の火の土ニンニクを紹介する医食農連携でも必要な流通部門 Olahono の渡邊さん。爽やかですねー。

餡

岩手県軽米町から提供された小豆と粟のぜんざい。京都の老舗お菓子屋さんの銘菓だそうです。宮谷さんがつくって下さいました。

10494779_612296948884297_6577582239204652176_n[1]

想いが交叉するとても良い会でした。企画、参加された方々全てに感謝申し上げます。

医食農連携は「こころの通いあい」からはじまる

5月17日大通り健康教室

けんこう2 (2)

事実その1

国民の健康状態の悪さの原因のひとつは「食」である。

事実その2

超高齢化時代、シニア世代もいきいきと労働し、社会保障に依存しないことが望まれている。

事実その3

加齢にともなう身体変化はそれぞれ臓器別医療の以前に、抗加齢医学的なアプローチ(食、運動、心のありかた)が重要、なれば、食事治療をするのが最優先されて当然である。

 

医食農が重なりあう。しかしあまりに距離がある医食農

 

私は自分が及ぶ限りのチカラでいろいろな糸をたぐりよせてみた。

 菜

農家さん:早池峰菜を持参してくださった遠野ふるさと活性センターの藤井さん。

 伊藤シェフ

ライブ

ロレオール伊藤シェフ・ライブは聴衆も一体

メニュー

早池峰菜ソースが美しいひと品

ライブ2

お手伝いしてくださったシニア野菜ソムリエ・高橋義明さん。

 狩野シェフ

2014_0506_195517-IMG_7059

メトロポリタンニューウイング狩野シェフから、共同で創りあげた健康フレンチコースの案内、と感動的オードブル。

流通

流通。Olahonoこれまでのノウハウ、さらに生かして、健康食材をのぞむ方々に届けてね。

 アップ

医療

 

参加者の方々に「食べる事、真の健康、幸せな未来」を実感していただき、そしてみんなで進むべき道の選択を感じ取っていただきたかった。

 集合写真

黄金の国いわて・写真右は大阪おかん代表・宮谷さん。岩手食材のファン&大阪への架け橋

 

言葉だけが先走りしている岩手県のキャッチコーピー「黄金の・・・」。平泉の金ピカピカだけ?

 

最後のメッセージ、皆さんは幸せですか?に8割くらいの方が挙手してくださった。その瞬間に心の通い合いを感じ、背景に豊かな大地を連想した。

 

ステージ上でバタバタするだけの、どうも乱雑なイベントでしたけど、医食農の距離がともかくこのイベント会場内で実感できたことが収穫でした。難しい構成でしたが自分なりに努力した事、得た事、反省すべきこと、すべて心にしまい込んで、次回からの活動に活かして行こうと思います。

 

参加してくださった方々へのお礼は、今後のお付き合いの中で少しずつ、繰り返してお返ししていきたいと思います。

 

ぶれません、こんなに重要な事なのに、真剣にとりくんでいる医師の方、私以外に見当たらないですし。