お野菜処方いたします。

宮城県の食育

食育アドバイザーを仰せつかっている。野菜ソムリエになって、まず初めに宮城県成人病予防協会に勤務させていただいて、鳴子町や柴田町で講演させていただいた。当時はまだまだ講演もへたくそで、今、思えば赤面ものである。

 

「美味しい野菜・健康塾」もやらせていただいた。機会を与えられて成人病予防協会中央診療所には本当に感謝である。

 

 

そうこうしているうちに宮城県の県庁の方から食育アドバイザーの依頼が。4年前に、やはり今回を同じような食育コーディネーター養成講座の講師をさせていただいた。その時の聴講者から何度か講演依頼をいただいた。

 http://www.pref.miyagi.jp/kensui/syokuiku/sokuikuouendan/ouendanmain.html

岩手、秋田、青森などの食育をかいまみたり、実践に参加させていただいたが、正直、お世辞抜きに宮城県の食育の組織は素晴らしい。食育の浸透度は計り知れないが、結果が出るには何年もかかるし、震災の影響も大きいので効果判定は難しい。

 

しかし、「ひと」という財産は確固たるものがあると思う。講演の行く先々で食生活改善推進委員の方々とご一緒させていただくが、リーダー、フォロワーの役割分担が出来ているのだ。教育が違うのでしょう。

 

美味し国、宮城県のキャッチコピー、そして食育の上に掲げられている「富国共創・活力と  やすらぎ  の邦(くに)づくり」これは「人も国も食の上に立つ」という言葉と共通である。

 

東北6県を宮城県で牽引していただくことにしましょうか・・・。東北の食料自給率は140-150%である。これだけで富める場所のはずなのですが・・・原発はやはり罪深かかった・。

健康雑誌

壮快という雑誌に載せていただきました。先日は健康食材の通販雑誌の仕事でしたが、想像していた以上に編集者の方の知識が豊富で対応が丁寧である、ということに驚きです。

 

 

 

かつて週刊Pと全国紙A新聞社の記者さんと電話でやりとりしたことがありますが、興味と話題本位の取材対応で、話がかみ合わないし、もちろん記事にもなりませんでした。

 

今回の壮快も、話は比較的話題性に富むものではありますが、コメントをする医師、栄養士さんの内容は標準的で奇をてらったものはない、ということです。健康を「楽しみ」に変える、ということはとても共感できます。たのしくなければ長続きしないからです。

 

 

 

私は大きな肩書がある訳ではありませんが、日常食、食習慣を語ることについては長い間自分なりの研鑽を積んできたつもりです(まだまだなんですが・・・)。そういったバリューをこれからも重ねていきたいです。

 

同じ誌面に抗加齢医学会ではとても有名な先生も。食文化やグリーンツーリズムでも高名な先生ですので、とても嬉しく思っています。

 

今度はお料理しながら「おいしい・たのしい」食事療法を語りたいです。

アンチエイジング勉強会とランチ

アボカドを主軸にアンチエイジングメニューを構成して、勉強会とランチの会を企画しました。アボカドの提供は、株式会社)ローヤルです。

http://www.royal-jp.com/

薬膳とかマクロビオティクスなど食の流派は色々ありますが、私なりの食を確立したくて、気のしれた方々に集まっていただきました

 

多分、初めて講義を聞く方は難しかったかもしれませんが、ともかくここまで医学的には食を考えているのですよ、ということを知って下さる方々を増やすことが大事だと思って、内容の濃さはある程度保つことにしました。会を重ねるごとに理解していければ良いと思っています。

 

アンチエイジング食を理解するためには伝統的地中海食をアレンジすれば容易です。日本食でもアレンジは大丈夫なのですが、料理人の方で提示どおりメニューに再現してくださる方は稀有です。

 

それで盛岡市材木町ミタイミタさんに今回もお願いすることになりました。

 

ご夫婦で一生懸命です。野菜にも大変興味を持っていただいています。お人柄がお料理に出ます。

 

全員がチョイス!のブラッド・オレンジジュース

 

ミックスリーフのサラダ自家製ドレッシング

 

アボカドとサーモンのサラダ仕立て

 

天然真鯛のソテー田舎風豆の煮込み添え

 

パエジャ

 

季節のフルーツ コーヒー

 

パエジャの量を加減すればアンチエイジング・メニューです。すなわち低GI、食物繊維、脂質バランス、抗酸化物質が盛り込まれています。素材の栄養密度の高さです。

 

パエジャはまたまたレベル・アップ。シェフに東北一のパエジャ、ありがとうございます、と声をかけましたが、にこやかにお返事を返してくれたシェフは、日本一のパエジャを目指しているような真っ直ぐなまなざしでした。

 

参加者は異種業種の方々でしたが、それぞれ意識の高い方々。次回はより具体的にアンチエイジングを突き進めて参りましょう。

 

自ら科学を学んで、自らをアンチエイジングしていく時代

 

まさしく食からのアンチエイジングはそこにあるのです。