



岩手の冬の野菜「寒じめほうれん草」。真の寒じめの定義がなされないまま、ただ縮れただけのほうれん草が堂々と流通に出回っている。味の違いは歴然としている。
東北農業研究センターのチーム長から寒じめの定義を、そして岩手野菜ソムリエが誇る生産者の三浦さんが生産者の立場から、私が食と健康の話、そして野菜ソムリエ・エンターティナーの小原さんから文化を語っていただいた。野菜・つくる・ひと・たべる 一連の流れが出来た。
ランチは寒じめほうれん草をふんだんに使用したアンチエイジング メニュー。なにしろ500Kcalという制限は作る方も大変だったと思うが、きっちりお腹もちの良い、しかも栄養密度の高い食は、外食産業にもっと浸透してほしいと願う。
農政、食産業などから40名ほどがお集まりいただき、本当に有難く思いました。
そして寒じめほうれん草の歌といわてがんばってます青年隊、これはどうなっているのか・・・・こうご期待です。

大変恐縮ながら日本農業新聞の新春対談での1月3日掲載記事です。
日本酪農協会の本田会長との対談というよりは「僭越ながらお話させて頂きました」といったほうが正しいのですが、健康と食材ということで、牛乳も野菜も1次農産物、素材勝負の共通点があります。健康づくりという点、産地という点でも共通事項が多いことを再認識いたしました。
日本酪農協会の歴史は古く、安心安全な食材供給システム作りから食育まで、その実績は知れば知るほど大きなものがありました。
高い栄養密度の食材は健康や美容作りに不可欠です。なぜか「太る」と敬遠されているのが不思議なのですが・・・。野菜と牛乳、そのマッチングはこれからの活動展開でのキーポイントになりそうです。
大きな舞台を与えてくださいました関係者に心より感謝を申し上げます。自分としては大風呂敷を広げてしまったかもしれませんが、すこしでも相応しい野菜ソムリエになれるよう頑張りたいと思います。


自然が先生でした。いろいろな植物を観察する幼少期。青いバラが図鑑になく、それならと小学2年の私はインクを持ち出して花瓶の水に混ぜて白バラをさし数日間待ち続けました。
もちろんそんな事で花の色が変わるわけではありません。どうしても青いバラが見たかった。
その後遺伝子操作で青いバラが出来たと聞いたのは大学に入ってからでしたでしょうか。しかし一般的な流通には至らないと。何十年も研究が続き、新聞に女性研究者の苦労話が掲載されていました。上司と会社の理解があって研究が続けられます、と。
いつか見てみたいと。幼いころがよみがえる。
そしてここ数年で改良が進み青いバラは頑張れば手に入る、とか。私は何であれ青いバラが見たかったのです。遺伝子操作のバラでなくても、インクを吸わしてでも生きている真っ蒼なバラが見たい。
今日願いがかないました。特殊なテクニックで青い染料を吸い上げた真っ蒼なバラ。あのころ小さかった私は、いつ色が変わるかと何時間でもバラを眺めていた。あれからもう35年。
遺伝子操作の青いバラは薄い青色だとか。あまり興味がなくなりました。インクを吸い上げたらきっとこうなるだろうという想像どおりのバラがここに。
以前、仙台のお花屋さんのご主人に昔話として語ったことがありますが、本日、職場にかっこよく届けてくれました。本当にかっこよくさらりと。最高のクリスマス・プレゼント。