大変恐縮ながら日本農業新聞の新春対談での1月3日掲載記事です。
日本酪農協会の本田会長との対談というよりは「僭越ながらお話させて頂きました」といったほうが正しいのですが、健康と食材ということで、牛乳も野菜も1次農産物、素材勝負の共通点があります。健康づくりという点、産地という点でも共通事項が多いことを再認識いたしました。
日本酪農協会の歴史は古く、安心安全な食材供給システム作りから食育まで、その実績は知れば知るほど大きなものがありました。
高い栄養密度の食材は健康や美容作りに不可欠です。なぜか「太る」と敬遠されているのが不思議なのですが・・・。野菜と牛乳、そのマッチングはこれからの活動展開でのキーポイントになりそうです。
大きな舞台を与えてくださいました関係者に心より感謝を申し上げます。自分としては大風呂敷を広げてしまったかもしれませんが、すこしでも相応しい野菜ソムリエになれるよう頑張りたいと思います。
自然が先生でした。いろいろな植物を観察する幼少期。青いバラが図鑑になく、それならと小学2年の私はインクを持ち出して花瓶の水に混ぜて白バラをさし数日間待ち続けました。
もちろんそんな事で花の色が変わるわけではありません。どうしても青いバラが見たかった。
その後遺伝子操作で青いバラが出来たと聞いたのは大学に入ってからでしたでしょうか。しかし一般的な流通には至らないと。何十年も研究が続き、新聞に女性研究者の苦労話が掲載されていました。上司と会社の理解があって研究が続けられます、と。
いつか見てみたいと。幼いころがよみがえる。
そしてここ数年で改良が進み青いバラは頑張れば手に入る、とか。私は何であれ青いバラが見たかったのです。遺伝子操作のバラでなくても、インクを吸わしてでも生きている真っ蒼なバラが見たい。
今日願いがかないました。特殊なテクニックで青い染料を吸い上げた真っ蒼なバラ。あのころ小さかった私は、いつ色が変わるかと何時間でもバラを眺めていた。あれからもう35年。
遺伝子操作の青いバラは薄い青色だとか。あまり興味がなくなりました。インクを吸い上げたらきっとこうなるだろうという想像どおりのバラがここに。
以前、仙台のお花屋さんのご主人に昔話として語ったことがありますが、本日、職場にかっこよく届けてくれました。本当にかっこよくさらりと。最高のクリスマス・プレゼント。
今年もいろいろありましたが、最後の食育は母校の中学で。
健康と美と地産池消。そして地域が輝けば生産品も輝く!そして価値が出る!とお話。
第二部は食の匠をお呼びして、どんこなますとしいたけ餃子をみんなで料理。楽しかった。
匠のかたは年齢よりとてもお若く綺麗。地域の宝だと思いました。
2008年の食育。本業の傍らで万全ではありませんでしたが、お声をかけていただく事は自分にとって何よりも光栄と、とにもかくにも勤めさせていただきました。
さまざまな感動・勇気を頂くとともに、少しですが自分自身成長できたような気がします。
関係者に深く感謝申し上げます。