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5月17日盛岡大通り健康教室の準備:《生産・美味しく食べる・健やかに生きる》

  アンチエイジングレストランは最近の話題。大阪ハルカスには三國シェフとロート製薬が薬膳キュジーヌ・マンスールを展開しています。健康食といえばカロリーとか糖質ばかりが前に出がちですが、食材を重視し、食材の良さを最大限引き出したメニューにその理想が存在します。食べて健やかに生きていくという物語は、生産の場から始まります。

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その前に住田町の農家・佐藤道太さんを訪問し、圃場を見せていただきました。ニンニク生産では高い評価を持つ農家さん、初夏の収穫のズッキーニの苗もスクスク育っています。

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住田町レイ菜の種、秋が楽しみな野菜。

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ニンニクも順調。

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アスパラを頂いて、その足で岩手県奥州市ロレオールに向かいました。

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大きなガラス窓、外に広がる視界と田園風景

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三陸・洋野町の天然ホヤの上に、三陸の初夏の風物詩・やませのようなフワフワ・ソースがそっとのっています。ウルイの上には、これまた持参した岩泉町農家さんから頂いた放し飼い有精卵のポーチド・エッグが。

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大船渡産のホタテの上には「ひろっこ」、ワラビが敷かれ。お酒を煮きりにして調理したソースが和のテイスト。

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佐藤道太さんのアスパラガス。エディブルフラワーがココロをくすぐる

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お肉は控えめに、とお願いして。とても柔らかく脂がしつこくない。周りに添えられた野菜の数々には油などを使用せず、これがアンチエイジング食の基本、発展すればキュイジーヌ・マンスール。

 

時間が無く、デザートは今回いただかず・・・残念。

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こころも身体も、このお水のごとく蒸化されます。素材を生産して収穫して、いのちのプロセスを頂く瞬間に料理人の手が加わり、食材は自身の身体の一部となるのです。

 

加熱したり刻んだりのお料理が美味しさを作り出す一方、時として料理人の一方的な判断(あるいは誤解)により、素材の風味をそこねてしまう事もある。それは栄養価の損失、ということにも繋がる場合がある。よって、素材を最優先にするロレオールの伊藤シェフの料理には、食と健康を語る立場からも共感と感銘を覚えるのです。

 

また伊藤シェフの生産者を大事にする活動そのものが、料理人としての高い意識と使命を感じさせるものです。伊藤シェフは農水省マスターシェフに認定されています。

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/kensyou/jushou23.html

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私は食のオフィシェの立場から、生産者も交えて、伊藤シェフと活動を始めています。これはビジネスではなく私の生きる姿勢の表現です。

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/kensyou/off_area1.html

 

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517日土曜日、盛岡大通り「リリオ」で、生産者、伊藤シェフとともに、「岩手の食材で真の健康増進」と題して講演いたします。

 

豊潤な未来を創りたいです。

 

 

医農連携

今年度の課題は「医農連携」

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農水省の補助事業と食のオフィシェ、ダブルで活動します。

http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/kensyou/off_area1.html

岩手の食材で毎日キュジーヌ・マンスールが事業名。雑穀や野菜、豆、高品質の野菜、それぞれをバランス良く毎日食べる事がもっとも大切な治療法であり最強の予防医療。その食材をプロのシェフ、農家、自治体、医師、栄養士さんらと創造します。

毎日食べるしくみ、時に楽しみとしてのプロの料理、そこで使用されるのが同じ食材でも調理法では様々な変化を見せる事を表現します。

農家さんたちが売上を伸ばして、ひいては所得向上することが目標では無く、生きがいを持っていただくことです。

生き生きと働く人が多いほど、地域は活性化します。

そして若年層への刺激にもなります。介護事業所で高齢者のお世話をする方々は決して精神的に豊かに見えません(勝手な意見かもしれませんが)。

美味しい料理は畑から始まっていることも知っていただきたいです。日本人が食べるべき食材や健康メニューを、プロの方々と創造していきます。1年間でまとめ上げ、次に繋げます。

 

 

青森の美食

 330日は人と食に恵まれた日でした。

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昼は八戸市の八戸プラザホテルにて、スローフードいわての会に合流して、ブイヤーベースを頂きました。今のシーズン、八戸市はレストラン数カ所でブイヤーベースを提供しています。

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魚貝類ベースなので日本人の味覚にも合いますが、さらに日本人好みにアレンジしているようです。最後にご飯をいれてリゾットにするのがさらに良い。

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前菜、その他メニューも美味しく・・

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今回のツアーに特別一皿サービスでお肉料理が・・・こうなるとすでにフルコースメニュー、会費が安くて申し訳けないような・・・。

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須田シェフ、お心づかいありがとうございます。この方がお料理を担当して下さっていると思うと、より美味しく心が和みます。

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メンバー皆さん楽しく、終始笑いの渦。岩泉町の認知症対策は「笑い」と町長とお約束。

 

皆さんと離れて十和田市へ。

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キュイジーヌマンスールを知るブラッスリーマスダの増田シェフのところへ。ご案内は青森の野菜ソムリエさん、子育て支援NPO、市民病院総合診療科のドクター、大変光栄でした。

 

シェフはフランス修行中、この料理法に出会ったのだそう。ただし日本でそのスキルを発揮することは無かったそう・・・。語る表情は美しく頼もしく・・普段はあまりお料理の説明もなさらないそうで、スタッフ、常連の方々、みな驚きの表情。

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前菜:チコリにホタテやカニがアレンジされた冷菜。

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ポテトのスープ。クリームはぐっとおさえてあり、その分じゃがいもの風味が良く伝わってきます。

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お魚は天然真鯛。付け合せのお野菜の酸味や苦味や甘味で、塩味が少なくても十分に美味しく、いえその方が美味しく感じます。白ワインにも合いました。

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お肉は短角牛をサッパリと焼いてくださっています。しつこくありません。

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デザートはクリームを使わない、バターも極力抑えたクレープです。ほんのりの甘さが優しいデザートです。

 

マンスールを意識すれば魚か肉どちらかを選ぶと良いですね。それでも通常のフレンチのコース料理よりははるかにヘルシーです。

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珈琲も香り高く。

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本場のキュジーヌマンスールのメニュー表を見せていただきました。3皿で500-400Kcal程度。これが本物の痩身料理でしょう。

 

地元の食材をシェフの技術と奉仕の心で美味しいお料理に変え、召し上がる人々の心と体を満たして幸せにする。たとえ小さな食堂であれ、お弁当やであれ、レストランであれ、こころにちゃんと到達する美味しさは、人の「手」と「まごころ」があってこそ。

 

このコースを頂きながら参加者の皆様と地域の食と健康を語りました。十和田では、市民病院の先生が出張講義してヘルシーメニューを頂きながらの健康作りの会が進行中とのことです。地域文化と健康、そう市民病院のドクターは語っていました。的を得ています。

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お店もとても良い雰囲気。これらのメニューはお店に℡して相談してくださいね。

 青森県十和田市東二十二番町12-27 ブラッスリーマスダ 0176-25-1177

 

秋田に続き青森の食を経験できた、ここ1週間。北東北に「食材のレベルの高さ」そして「料理人のスキルとマインド」がコツンとぶつかり、局所的に炎上しつつあります。伝統的な食文化、そして異文化を静かに盛り込んでの再創造、なかなか面白くなってきました。海外のツーリストへ伝言、ここに来ないと、こんな日本は体感できない・・・。

 

あー刺激的な1日でした。春先の雪降りの1日でしたから印象的でしばらく忘れないでしょう。