投稿者: 宮田 恵

胆江地区学校保健会・学校給食研究大会

胆江地区学校保健会・学校給食研究大会で講演させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

学校保健担当者、学校医・歯科医師・薬剤師、学校給食関係者、PTA関係、教職員の方々180名ほどの参加の会でした。

 

一般市民の方々よりは落ち着きます。ただ、食と健康の話はあまりに当たり前の方々に、さらに自分の思いを込めて、「しあわせの気持ちのありかた」を、震災後の経過を踏まえてお話したつもりです。福島原発事故後の放射能汚染の事にもふれながら・・。

 

生きていく事、自分を生きる事。福田恆存(ふくだつねあり)の幸福論、マズローの欲求の三角を最初に提示し、「食が創るあなたの未来」の自身のいつもの講演テーマを展開していきました。

 

最後に丁寧な謝辞を頂いて、むしろ恐縮してしまいました。

 

私たちは子供たちに教育すること以上に、自分自身がこれから生きていく事で想定される日本の多くの問題を解決する責務があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

祈りの詩を流しました。冒険でしたが「自分を生きる」のメッセージ、届いたでしょうか。

 

ちなみにいつもの質問「皆さんはしあわせですか?」、挙手率95%、安心しました。

 

貴重な機会を与えて下さいましたこと、関係者に感謝申し上げます。

 

雑穀:難しいけれど若返りが急務

雑穀は最近のテーマですが、炭水化物をどうするか?という医学的な議論をかさねると大変面白くなる食材です。

 

 

 

 

 

 

 

 

平成23年度二戸地域雑穀推進大会

 

会場入りしてすぐ問題の深さに気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

生産者の高齢化が進んでいます。

震災後の販売不振から意欲もなくなってしまった感じです。

 

講演に先立ち会場の方々に質問しました。

「みなさんは雑穀で幸せにくらしていますか?」

挙手率40%

 

つまり、どうかな?雑穀の生産が負担になっていないかな?農協、農政、技術者はそれぞれの持ち場で業務遂行したとして、農家さんが持ちこたえられないですよ。

 

中には年金をもらって悠々自適に暮らせる人も多いでしょう。

 

雑穀の価値は雑穀生活の価値。生産者の幸せのカタチを表現してあげなければ・・・。医療から支える農業生産もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごちそうになりました二戸パークホテルの雑穀お弁当

 

向かって左上から時計廻りに

揚げ豆腐のたかきび餡かけ・生姜の甘酢漬け

鮭マリネもちひえソース・茹で麦を添えたサラダ・白身魚のフライ・花シューマイ・春巻き

切干大根と黒豆煮

五穀入りゆかり御飯

 

 

 

 

 

 

 

 

おみやげの「どんぐり7穀あんパン」は盛岡農業と一野辺パンの共同企画です。どんぐり、米粉、あわ、きび、ひえ、小豆、クルミをもって7穀としています。これで自給率50%。なかのアンに雑穀が入っていてトロリとした食感。ここまで甘くしすぎなければ好みです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へっちょこまんじゅう

たかきび粉のおだんごを饅頭の中にいれました。

「へっちょこだんご」は二戸地区の伝統スイーツ。たかきびの粉で作った団子を小豆汁で煮たものです。懐かしい味。

 

 

 

 

 

 

 

 

雑穀豆ごはんの素

社会福祉法人カナンの園

小粒大豆に雑穀、きくらげをブレンドした炊き込み用食材。3パック入り780円。価格設定とうかな?

 

個々の活動はそれなりだけど、株)岩手県北雑穀、として役割分担が必要ですね。産業医なら大歓迎です。

 

講演で発言しにくかったですが、この地域の生活保護者が多いこと。労働は尊いもの、忘れているようです。

さようならレスキュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日朝、愛犬レスキューは永眠しました。少しばかり早い旅立ちだったと残念です。

 

レスキューは四国高松で誕生しました。良い犬が欲しい、という希望を知り合いがかなえるべく、仙台空港経由で我が家へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

良い犬のはずがちょっとばかり思うようにいう事を聞かない。頭脳明晰だけど、性格は変わっていたかな・・私は三人目の子供、というくらい一生懸命育てたつもりだけど、やっぱり留守番犬のつらさはあったのだと、その点が心残りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめて海に連れていったとき、海水と砂が肉球にしみたらしく、両手でゴシゴシこそばゆそうにしていたのがとってもかわいかった。

 

この海岸はね、かつて原子力発電所の建設候補地だったのよ。まさか去年、ここを大津波が襲うとは・・・思いもつかない穏やかな夏の海だったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君はママに大きなものを残してくれたよ。人と真っ直ぐ向いて「どうしたの?」って尋ねるように瞳を覗いてくるの。人間も、この「まごころ」が大事だなって。ママはしっぽ持ってないけれど、嬉しいときは「ウレシイ!」、悲しいときは「カナシイ」正直に表現したほうがいいなって、最近その通りにしている。

 

最後の時も、苦しそうな声をあまり出さずに旅立っていった君だけど、我慢させちゃったのかな、ゴメンね。

 

1月1日、なんだか気乗りしていないのに庭へ連れ出して、いつもなら大はしゃぎの雪合戦は迷惑そう、ママが「雪モアイ像」を作る姿を立ちすくんだまま、ただ、みていた。具合悪かったのね。ママは獣医さんにはなれなかった、ゴメン。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜこんなに悲しいのかな。君はともかくけな気だった・・そんな君が大好きだった。

 

ありがとう、あとはもう言葉にならない・・・・。