お野菜処方いたします。

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催

寒じめほうれん草フェスティバル2016開催いたしました。県内の野菜ソムリエコミュニティーの方々とのコラボです。

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9カ所の地域(農家さん)の寒じめ・縮みほうれん草を生・茹ででブラインドテイスティング、1番と2番に美味しいほうれん草を選んで頂きました。

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対象として三重県の益荒男ほうれん草と、岩手町西根町の赤根ほうれん草(F1)を、こちらはあらかじめ公表して試食して頂きました。

 

甘いだけのほうれん草なら光と肥料と作物にふさわしい気温があれば可能です。しかし健康増進に役立つほうれん草を作るために、品種では無く栽培技術がものを言います。

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これが寒じめほうれん草栽培技術です。ハウスである程度まで大きく成長させて、そして寒気にさらすとほうれん草は葉っぱを縮め、内部にラジエーターとしての糖をためこみます。また寒冷のストレスは細胞内で酸化ストレスを生じさせますが、ほうれん草は自分自身でフラボノイドやビタミンCといった抗酸化物質を産生し身を守ります。

 

寒じめほうれん草は抗酸化力の強い野菜なのです。

 

しかも、もともとルテインも豊富ですから、パワーフード葉野菜なのです。

 

注目されているのは加齢黄斑変性症の予防。黄斑は網膜の中でも強い光が直接あたるスポットで、光の影響で酸化ストレスを強く受ける場所です。黄斑にはルテイン・ゼアキサンチンが集積して光の酸化ストレスを軽減させているそうです。体内では産生できませんから食事からの供給は大切です。

 

ブルーベリーに注目が集まっていましたが、これからはほうれん草の時代です。

 

ただ夏季のほうれん草は栄養価・機能性が高くないばかりか、硝酸が蓄積しています。

 

ほうれん草にはビタミンK、葉酸も豊富ですから、骨のアンチエイジングにも役立ちます。身近なほうれん草、アンチエイジング食材としての「時期・食べるべき品種や栽培法」などまで言及できそうです。無農薬・有機栽培だけにこだわると思わぬピットフォールがあるのです。メトロポリタンニューウイング狩野シェフのお料理も抜群でした。関係者すべてに感謝申し上げます。

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当日の様子が新聞に掲載されました。

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大阪農業時報

大阪農業時報12月号の随想に原稿を寄稿させていただきました。

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10月の講演から繋がりありがたいお仕事です。

食事は多様・多因子。何をもって食事療法とするか、栄養学・医学の考えだけでは完全でありません。植物と薬学的な思考回路があれば、角度は変わったくると思います。

 

森の診療所メディカルレストラン in Morioka

森の診療所メディカルレストラン in Morioka

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開催しました。〇〇を食べれば健康になる。その解釈は実は容易ではありません。大根も食品成分表に記載されている数値では説明されない健康への寄与があるのです。

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色々な領域の方が食の情報を語りますが、総じて間違いではありませんが、身体の中に取り入れられたら、その後どうなるのか、すべての人に当てはまるのか、言及されることは少ないですね。かといって大学教授が正しいのか、といば現実ばなれしていて、およそ農業の未来に結びつくことは少ないのです。いのちは食糧生産の上に成り立ちます。

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私が大事にすることは食材の品質です。同じ大根でもここまで違う!

さて今回もAVAZのシェフが野菜たっぷりのメニューを料理してくださいました。

前菜:きのこの辛味大根和え、とりささみと大根のなます風、地大根のエゴマバーニャカウダ

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サラダ:地大根とりんごのサラダ

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パスタ:タラとカボチャ(飯舘っ子)白菜のクリームパスタ

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メイン:鮭のポワレと安家地大根

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デザート:アップルパイ

デザート

次回は3月5日です。